ロシア ルーブル暴落で混乱広がる / NHK NEWSWEB(動画あり)
12月17日 6時04分 NHK NEWSWEB
原油価格の下落を受けて、産油国ロシアでは経済状況が悪化するとの見方から中央銀行が政策金利を大幅に引き上げたにもかかわらず通貨ルーブルが売られて暴落し、一部の銀行では外貨への両替を一時的に停止するなど、混乱が広がっています。
ロシアでは、原油価格の下落を受けて経済状況が悪化するとの見方から通貨ルーブルが売られ、下落に歯止めをかけようとロシア中央銀行は16日、政策金利を10.5%から17%へ大幅に引き上げました。
しかし、その後もルーブルは売られ、ロシア国営通信によりますと、モスクワ市場で瞬間的に、ドルに対して1ドル=80ルーブル台となり、半年前と比べて50%以上下がっています。
またユーロに対しても1ユーロ=100ルーブル台まで暴落したということです。
ルーブルは、このあとドルとユーロに対して少し値を戻しましたが、最安値近辺での取り引きが続いています。
またロシアの主要な株価指数の1つ、RTSは16日、前日よりも12%余り値を下げました。
こうした状況を受けて、ロシアの一部の銀行では外貨への両替を一時的に停止しているほか、輸入された電化製品などの値上げを懸念して買い占める動きが出るなど混乱が広がっています。
ロシア中央銀行のシュベツォフ第1副総裁は、「状況は危機的で、2008年のリーマンショックのような困難な状況になる可能性がある」と述べ、厳しい見通しを示しています。
政治にしても経済にしても一寸先は闇だね。さー、欧米に対して高飛車だったプーチンさんどうする?
ロイターには焦点:ルーブル危機、「プーチン帝国」崩壊への序曲かなんて書かれたよ!どうもどこの国もパラダイスじゃーないらしい。いや、ドバイは別かな?(笑)