写真は「ドドンパ」- 富士急ハイランド(山梨県富士吉田市) マイナビニュースから
女の気持ち:失恋の後で 福岡県糸島市・藤田有子(44歳)
毎日新聞 2014年12月02日 西部朝刊
私がまだ若かった時分のことだ。大きな失恋をして少し立ち直った頃、「今度失恋したらバンジージャンプをしよう。ジェットコースターに連続10回乗ろう」と、失恋を忘れるための対策を立てていた。
「たかが失恋くらい」と母に言われたこともショックだったので、自分が母親になったときは、ちゃんと子どもの気持ちに寄り添える親になろうと心に誓った。
それからも何度か失恋はしたものの、バンジージャンプする勇気はなく、主婦になって今に至っている。
最近、高校生の息子が失恋したらしい。その直後には何も言わず、やっとこのごろになって「ショック」と言葉に出せるようになった。
きっと君の心は「因幡の白うさぎ」のように、皮をむかれて赤裸の状態なのだろうね。失恋を親が見守るのも今思うと変だけど、気持ちが分かるだけに何とかしてあげたい。
「とりあえず一緒に、ジェットコースターに乗りに行こうか?」
そう声を掛けたら、「はぁ? 意味分からん」と鼻で笑われた。
「友達が失恋慰労会でおごってくれるから、今日は帰り遅くなる」とおしゃれして出掛けて行った息子。私の出番は全く無い。
ジェットコースターに連続10回乗りに行こうかな。
今の私にとって、それが最もふさわしい行動のような気がする。
はっはっは、素敵なお母さんですね。失恋のことで親子の会話があるのがいいな!明治生まれの我が母は見て見ぬふりをして黙っていたと思う。
第一お袋には恋愛する機会もなかったんだろう。
藤田有子さん、私はジェットコースターは怖いけど目をつぶっていたら元に戻ってくるでしょう。1回くらいなら付き合いますよ(笑)。私も福岡で青春時代を送っていました。
女の気持ち:失恋の後で 福岡県糸島市・藤田有子(44歳)
毎日新聞 2014年12月02日 西部朝刊
私がまだ若かった時分のことだ。大きな失恋をして少し立ち直った頃、「今度失恋したらバンジージャンプをしよう。ジェットコースターに連続10回乗ろう」と、失恋を忘れるための対策を立てていた。
「たかが失恋くらい」と母に言われたこともショックだったので、自分が母親になったときは、ちゃんと子どもの気持ちに寄り添える親になろうと心に誓った。
それからも何度か失恋はしたものの、バンジージャンプする勇気はなく、主婦になって今に至っている。
最近、高校生の息子が失恋したらしい。その直後には何も言わず、やっとこのごろになって「ショック」と言葉に出せるようになった。
きっと君の心は「因幡の白うさぎ」のように、皮をむかれて赤裸の状態なのだろうね。失恋を親が見守るのも今思うと変だけど、気持ちが分かるだけに何とかしてあげたい。
「とりあえず一緒に、ジェットコースターに乗りに行こうか?」
そう声を掛けたら、「はぁ? 意味分からん」と鼻で笑われた。
「友達が失恋慰労会でおごってくれるから、今日は帰り遅くなる」とおしゃれして出掛けて行った息子。私の出番は全く無い。
ジェットコースターに連続10回乗りに行こうかな。
今の私にとって、それが最もふさわしい行動のような気がする。
はっはっは、素敵なお母さんですね。失恋のことで親子の会話があるのがいいな!明治生まれの我が母は見て見ぬふりをして黙っていたと思う。
第一お袋には恋愛する機会もなかったんだろう。
藤田有子さん、私はジェットコースターは怖いけど目をつぶっていたら元に戻ってくるでしょう。1回くらいなら付き合いますよ(笑)。私も福岡で青春時代を送っていました。