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広島土砂災害:36人死亡 7人不明 自衛隊520人派遣 / 毎日jp

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大雨による土砂崩れで、甚大な被害を受けた市街地=広島市安佐南区八木で2014年8月20日午前11時6分、本社ヘリから望月亮一撮影


  

毎日新聞 2014年08月20日 20時52分(最終更新 08月20日 21時14分)

広島市北部で19日夜から20日未明にかけて局地的な豪雨が降り、安佐北区、安佐南区を中心に土石流やがけ崩れなどの土砂災害が多数発生した。広島県警や消防などによると、36人が死亡し、7人が生き埋めになるなどして行方不明になった。広島県は20日、広島市への災害救助法の適用を決定。陸上自衛隊は広島県の災害派遣要請を受けて約520人の隊員を派遣し、消防や警察とともに救出活動に当たっている。現地では依然大気が不安定で、約400世帯、1000人が学校や集会所などに避難した。

     

 20日午前3時半ごろ、同市安佐南区山本の住民から「裏山が崩れ、自宅に土砂が流れ込んだ」と119番があった。この住宅に住む小学5年の平野遥大(はると)君(11)と都翔(とわ)君(2)の兄弟が生き埋めになり、相次いで救助されたが、死亡が確認された。

 また午前3時半ごろ、安佐南区緑井で無職、沢本範子さん(77)が土石流に流された。午前5時過ぎには安佐南区八木3で住宅が土砂に埋まり、男性2人が生き埋めになった。沢本さんと男性2人は死亡が確認された。

     

 安佐北区可部東の土砂崩れ現場では、救助活動中だった安佐北消防署の政岡則義・消防司令補(53)が生き埋めになり、死亡した。

 安佐南区山本、緑井、八木の3地区、安佐北区などで広範囲にわたり土砂崩れが発生しており、複数の住民と連絡が取れなくなっている。安佐南区緑井地区では土石流で複数の住宅が押し流されたとの情報もあり、消防や警察が確認を急いでいるが、大量の土砂や樹木に阻まれ、詳細が確認できない場所もあるという。

     

 安佐北区や同県呉市などでは1999年6月にも豪雨による土砂災害が発生し、30人を超える犠牲者が出た。広島市はこの災害を教訓に集中豪雨の際の避難判断基準を作ったが、実際の避難勧告発令は多数の被害が出た後の20日午前4時20分ごろにずれ込んだ。

 広島地方気象台によると、雨は19日夜から降り始め、20日未明に激しくなった。安佐北区三入では午前4時半までの3時間に観測史上最多となる217ミリの降雨を記録し、平年の8月1カ月分の雨量(143ミリ)を上回った。また広島県が安佐北区可部町上原に設置した雨量計は午前3時50分までの1時間に130ミリの猛烈な雨を観測した。

気象台によると、現地では21日も大気の不安定な状態が続く。同日夕までに多いところで1時間に25ミリの強い雨が降る恐れがあり、土砂崩れなど2次災害への注意を呼びかけている。【石川裕士、吉村周平、高橋咲子】


  

またも自然災害。車に乗っていて昼の12時をニュースを聞いていたが、災害の全容は分からなくても報道の仕方が全く違うので大災害を感じた。

 またNHK19時のニュースは30分間が普通なのに、こちらも60分間に延長されている。土砂災害の報道はよく聞くが、どうもひとつの山から何か所もの土砂災害が同時に発生したのだろうか。それが辺ぴな山奥ではなく全域が住宅街に面していて全く想定できないようなことが発生したのだろう。避難勧告も災害発生後のようだし、気象上の危険予測も出来ていなかったのか!人間の力がいかに小さいかをまた思い知らされた。

 災害の犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々にも心からお見舞い申し揚げます。


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