空を飛び、大気汚染と戦う――「未来の自転車」あれこれ / CNN.co.jp 2014.04.21 Mon posted at 18:12 JST
(CNN) 自転車は通勤や通学の足としてとても身近な交通手段だが、まだまだ進化の途中だということはご存じだろうか。
未来の自転車は乗り手を大気汚染や事故から守ってくれたり、SF映画よろしく空を飛んだり、天気予報を調べてくれたりするかもしれない。
そうした機能を全て盛り込むのは当分無理だとしても、1つでも新しい機能や特徴があれば、自転車に乗るのはさらに楽しくなるはず。そんな未来志向の自転車を紹介しよう。
大気汚染なんて恐くない
環境に優しい乗り物として知られる自転車だが、タイのライトフォグ・クリエーティブ・アンド・デザイン社は走っているだけで空気をきれいにしてくれる自転車を考案した。
前部に空気清浄フィルターが取り付けられており、空気中の二酸化炭素やほこりを除去。また水のタンクを搭載、これを「原料」に光合成のような仕組みを利用してフレームで酸素を生成するという。
電動アシスト自転車になる車輪
スーパーペデストリアン社の「コペンハーゲン・ホイール」は、普通の自転車を電動アシスト自転車へと「ハイブリッド化」してくれるシステムだ。
「コペンハーゲン・ホイール」を後輪にすることでさまざまな機能が使えるように=Superpedestrian提供
後輪を専用のタイヤに交換すると、下り坂など楽に漕げる場所ではエネルギーをバッテリーに充電、上り坂ではこのエネルギーを使い、楽に進めるようにしてくれる。
センサーを内蔵しており、乗り手のペダルの踏み方を学習するほか、道のコンディションの変化などを予測するという。
専用アプリを使えば、電動アシストのレベルを調整したり、車輪をロックしたりできるほか、燃焼カロリーをチェックすることも可能だ。
マサチューセッツ工科大学(MIT)のセンサブル・シティー・ラボで生まれたアイデアを製品化した。価格は799ドル(約8万円)。
スター・ウォーズの乗り物?
カリフォルニア州のアエロフェクス社は現在、空飛ぶ自転車を開発中だ。その姿は人気SF映画「スター・ウォーズ」に出てくる乗り物を思わせる。
ダクテッドファンの力で空中に浮くが、高度は今のところ最高4.6メートルだ。
同社では製品化を目指しているが、まずは一般向けではなく、農作業や救援活動向けになりそうだ。
組み立て式の「サンドイッチバイク」=Pedalfactory提供
小さな箱でお届け――組み立て式の自転車
オランダのペダルファクトリー社が今年に入り世界に向けて発売した「サンドイッチバイク」は、折りたたみ式ならぬ組み立て式自転車だ。
部品はたったの19個で、45分もあれば完成するとか。素材はブナ合板とアルミニウムで、価格は799ユーロ(約11万円)。
専門の研究所で6週間の試験に耐え、耐候性もお墨付きだ。
レーザー光で先導
英ブライトン大学の物理学専攻の学生が考案した「ブレーズ」は、夜間の自転車事故を防ぐためのライトだ。
5メートル先の路面に自転車のマークを緑色のレーザー光で投影し、すぐ前を走る車のドライバーに自転車が来ることを知らせる。直進する自転車が角を曲がろうとする車に巻き込まれるのを防ぐのが目的だ。
自転車で走ることは好きなんだがな。山行きの為に、日頃から一歩でも余計に歩いておこうと思って息子からもらった中古の折りたたみ自転車を返却したところだ。正直なところタイヤもギヤも小さ過ぎてしんどかったのもあった。息子はマウンテンバイクとやらを2台持っていて1台はベランダにもう一台は部屋の中に置いて自転車道楽をしている。
まだ電動アシスト自転車に乗りたいとは思わないが、軽快に走れる代物(しろもの)を持っていたら小父さんもきっと長距離移動に使うだろうね。
我が町、明石市でも少しづつではあるが自転車占有道路が整備されつつあるし近くのスパーマーケットにはとても大きな自転車販売店もあるのを見ていると、今からも自転車はどんどん普及していく気はする。乗り捨て用(?)のような安価なものから、とことん高価な自転車に二極化していくんではないだろうか。火野正平氏のテレビ 「にっぽん縦断 こころ旅」を観ていると、自転車のハンドルに取りつけたと思われるビデオ映像も出てくるが、多分そのビデオカメラと思われる製品も最近家電の量販店でよく見かける。
そう言えば、北朝鮮の船・万景峰号(まんけいほうごう)が日本に出入りしていた頃は日本での放置の中古自転車のようなものをてんこ盛りに積み上げてロープで縛って帰国していた光景がよくテレビに映っていたな〜。