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憂楽帳:阪神大震災 「現代都市の大地震に対するもろさだった」 毎日jp

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憂楽帳:阪神大震災「現代都市の大地震に対するもろさだった」

毎日新聞 2014年01月15日 東京夕刊

 17日で阪神大震災から19年になる。当時大阪本社勤務だった私は兵庫県西宮市に住んでいた。幸い家族が無事だったので、自転車で取材に飛び出したが、経験のない現場の連続だった。

 ある住宅倒壊現場では、近所の人が中からおばあさんを助け出そうとしていた。だが、人手が足りない。取材どころではなく、私も手伝って引き上げた。おばあさんから言われた「ありがとう」の言葉は今も忘れられない。

 最もつらかったのは、県外から両親を捜しに来た後輩記者と行ったマンション倒壊現場だった。両親がいた1階は完全に潰れ、2階の床が地面の高さにある。かける言葉もなかった。

      

 この震災で浮き彫りになったのは、現代都市の大地震に対するもろさだった。その後、さまざまな対策は進められてきたが、とても克服できたとは言えない。それどころか、経済成長を最重視する政策の下、東京五輪開催もあって、首都直下地震が迫る東京への一極集中はさらに加速しそうだ。阪神大震災の教訓は生かされているのか、との疑問はぬぐえない。【鯨岡秀紀】



 その通りだと思う。去年の3月11日には、上京して町田から新宿まで小田急に乗車したが、新宿が近くなるに連れ、もしここで大震災が発生して家が倒壊したら、一時避難所すらこれだけの人口を収容できるところはないだろうと思いぞっとした。

 ♪〜吹けば飛ぶような将棋の駒に〜なんて歌われたが、木造家屋住宅は簡単に潰れてしまう。都市高速の橋脚は大丈夫だろうか。構造計算書偽造問題ではないが低層、中層のモダンな設計のマンションほど危険な気がする。

 阪神淡路大震災以前にはしきりと超高層建築のことが議論されていた気がするが、超高層は頑丈だった。その変わり大震災の直撃をくらったらエレベーターに水、電気、ガスも止まるだろう。トイレが使えなくなる。大都市だと食材や水ガソリンはすぐに買えなくなる。大阪、名古屋でも全く同じだよね。備えておかなければ。

 東京オリンピック、都知事選挙と浮かれてばかりではいられない!

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