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発信箱:60年先の約束=(論説委員) 毎日jp

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毎日新聞 2013年11月29日 01時54分(最終更新 11月29日 01時57分)


 トップシークレット(最高機密)。会議の記録には全ページに上下2カ所、警告がある。会議出席者は首相と外交や国防関係の閣僚ら。核弾頭を積めるアメリカの巡航ミサイルが国内に配備されるのを前に、その管理がアメリカ任せでよいかどうか議論したものだ。東西冷戦のさなか、1983年のイギリスでのこと。

 アメリカとはどう交渉しよう、西ドイツの総選挙前に議論が表に出ないよう気を付けよう−−。そんなやりとりを今、私たちは読むことができる。30年たつと政府の記録が公文書館に移され公開される仕組みのお陰だ。閲覧はタダだけど、日本にいてもパソコンやスマホ経由で数十秒ほどあれば情報を買える。このサッチャー政権の閣僚会議3回分20ページは3.36ポンド(約550円)なり。

 こんな情報が今年からは、2年分まとめて公開されることになった。開示の30年ルールが20年に短縮されたので移行期間は毎年2年分、だ。「対象になる出来事が人々の記憶にあるうちに情報は公開されるべきだ」という開示運動の勝利である。

 550円でイギリス政府の元最高機密を買えても、日本の閣僚の会議記録は買えない。買うもなにも、公式な記録が残されていないのである。日本にも国立公文書館があって、ネットで資料を公開しているけれど、見られるのは江戸時代のナマズのスケッチとか明治時代の新10円札の見本とか。政府文書はといえば、公文書館に移されることなく廃棄されるものが、山ほどある。

 最長60年で秘密は原則開示って? 閣僚の会議に議事録作成を義務付ける法律さえ作っていない人たちを信じてと言われても……。第一、60年先、今の大人は死んでいる


  

 さてさて「秘密保護法案」って何なんだろうね〜。連日、ペン倶楽部にノーベル賞受賞者にありとあらゆる文化人から総マスコミに至るまでが大反対をしている中、安倍ちゃんは涼しい顔してもう参議院通過は目の前。

 上に書いてあるイギリスが正とも思わないけど、この法案の本音はどこにあるのだろう?どうもアメリカ追随の一環のような気もするが一般国民は黙って様子を見ているしかなすすべはないのかな?

  
 民主党、鳩山元総理を追求する森まさこ現内閣府特命担当大臣はかっこよかったが、どうもこのところの彼女の答弁はまるで操り人形みたいだね。


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