47階高層住宅にエレベーター設置忘れ、完成間近に気付く　スペイン SankeiPhoto

2013年08月13日 SankeiPhoto
スペイン南東部アリカンテで、高さ約200m、47階建ての高層住宅InTempoの建設が進められているが、完成間近になって21階より上にエレベーターが設置されていないことが分かり、問題となっている。12日までに、英メディアが伝えた。この高層住宅は当初、20階建てで計画され、後に47階建てへと変更。この際、設計者が増築分のエレベーターの設置を忘れ、誰もこの欠陥に気がつかないまま工事が進められた。内部にエレベーターを設けるのは不可能という。　＜高さ約200m、47階建ての高層住宅InTempo　＝8月11日、スペイン・アリカンテ（ロイター）＞



　　 う〜ん、ちょっと理解出来ませんね〜。第一に、建設中の資機材の荷揚げや、作業員の登り下りはどうしていたんだろう。仮設のタワークレーンや貨物リフトや人荷エレベーターもあったと思うし、本設のエレベーターシャフト（昇降路）だってポツンと切れていたというのかい？

　どうも、現場をほったらかしにしていた設計者が聞く耳を持たなかったのか、この設計者を困らせようと思った集団がいてそうっとしていたのか？現場で働いている人だったらすぐに分かりそうな気がする。ちょっとミステリアスですね。今からエレベーターを取りつけるとすると工事費が跳ねあがるだろうね。お金さえ出したら何でも出来るというものの“設計忘れ保険”なんてないだろう（笑）。いや発注者もオーナーも施工者も笑いごとではない！エレベーター屋さんは思わぬ仕事が増えて喜ぶかな？こちらも大突貫で製造からはじめたら大変だ。

　ん？、当初計画より倍以上の高さに変更したって構造計算は出来ているんだろうね。持ちそうにないから解体とか、日本のあちこちでやられている耐震補強工事みたいに建物全部にエックス型の筋交いを張り巡らしたり、転倒防止の控えを四方にめぐらしたりして・・・。まあ、入居者も激減する気がするがどうなんだろう。