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きょうのコラム「時鐘」  盆休みをふるさとで過ごす・・・2013年8月11日 北国新聞

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帰省ラッシュの車などで混雑する中央自動車道下り線(右)=11日午後2時13分、山梨県大月市で共同通信社ヘリから   

     

きょうのコラム「時鐘」 2013年8月11日 北国新聞

 帰省ラッシュが続く。「盆休みをふるさとで過ごす」という決まり文句が、ずっとふるさとで暮らす身には、うらやましく聞こえる

 県境のトンネルを抜け、ふるさとの山に再会する。長い鉄橋を渡って、懐かしい川の流れに出合う。帰省の旅は格別であろう。すし詰めや大渋滞の苦労を差し引いても、さぞ心弾(はず)むひとときに違いない

 「このあたりも変わったね」と、大概(たいがい)の人が口にする。しょっちゅう帰省する人でも、そう言う。懐かしいふるさとは、小さな変化も目に付くのだろう。変わるのが当たり前ではないか、と時にムキになりたくなるが、大人げない振る舞いというものだろう

 「ふるさとは遠きにありて思ふもの」と歌った詩人は、結構足しげく帰郷していたそうである。遠く隔てておきたいのだが、時に矢のごとく飛んで帰りたくもある。ふるさとに対する微妙な思いも、帰省とは無縁の身にはうらやましく映る

 新幹線がやってくると、帰省ももっと楽しくなるだろう。笑顔でもてなし、ごちそうを出し、土産まで持たせる。随分ワリに合わない話だが、これもふるさとの務めか。

  



 そうか、北陸新幹線は、1997年(平成9年)に東京駅から長野駅まで部分開業しており、2014年度には長野駅 - 金沢駅間が開業なのか!こうやって調べないとこのことは知らずじまいだった。

 小父さんは博多なので、独身時代に、結婚してからと、子供が出来てから盆正月は帰省ラッシュ時に、ブルートレインに山陽新幹線に車やカーフェリーでもどんどん帰った。でも親がいなくなり法事にもきりがついたら、博多がとても遠くなってしまった。

 ふ〜ん、博多の2軒隣に居た幼馴染は今でも生まれた地で暮らしているが、「盆休みをふるさとで過ごす」って羨ましいかな〜。小父さんは反対に地の利がある彼の方が得だなと思うこともある。ただ小父さんもいつの間にかに九州人ではなくなっていることに時々気付く。どこで暮らしていたって住めば都だよね。


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