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MAINICHI PHOTOGRAPHY / 樹齢800年ご神木に「昇り竜」現る 岡山・真庭 / 毎日新聞 

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樹齢800年を超える高岡神社のご神木に現れた「竜」=岡山県真庭市で2023年12月17日、北村隆夫撮影

毎日新聞  2023/12/21 12:00

 岡山県真庭市高岡神社のご神木から「竜」が現れた。来年のえとが「辰(たつ)」ということもあり、その雄姿を見ようと遠方からも参拝者が訪れている。


「竜」が現れたご神木に手をかざす男性=岡山県真庭市で2023年12月17日、北村隆夫撮影

 ご神木は参道脇に立つ高さ約30メートル、幹回り約8・5メートルの樹齢800年を超える杉。折れて裂けた枝が角やひげのように見え、目や口、胴体にはうろこのような模様まで。今にも天に昇りそうなリアルさだ。風など自然の力で枝が折れ、2年ほど前には現在の姿になっていたようだが、県内の男性が先月、地元テレビの天気予報コーナーに写真を投稿したことから話題になった。




水をつかさどる神「竜王さま」が祭られた竜王宮の遥拝(ようはい)所=岡山県真庭市で2023年12月17日、北村隆夫撮影

 平安時代から続く高岡神社がある山の奥には、水をつかさどる神「竜王さま」が祭られている。昭和40年代までは雨ごいの儀式が行われていて、実際に恵みの雨をもたらしたとされている。


高岡神社の第27代宮司・高岡佳子さん=岡山県真庭市で2023年12月17日、北村隆夫撮影

 宮司の高岡佳子(よしこ)さん(53)によると、杉が高齢で弱っていたことから、今年の冬の間に枝打ちや栄養剤投与をすることも考え、林業を営む神社の総代に相談した。すると総代は「この杉は人間で言えば老人で、生き返らせようというのは自然にあらがうこと。あるがままにする方が木にとっては良いのでは」と話したという。



 そんな時に竜の出現が明らかになった。高岡さんは「神様は山にも木にも、人間の心にも宿る。竜王さまがご神木に宿ったのかもしれません」と振り返る。


高岡神社のご神木に現れた「竜」を見上げる人たち=岡山県真庭市で2023年12月17日、北村隆夫撮影

 岡山市から訪れた、来年は年女だという細川葵衣(あい)さん(23)は「昇り竜のようで来年は運気が上がりそう。心穏やかに家族が健康であれば」と願いを口にした。【写真・文 北村隆夫】



高岡神社の参道=岡山県真庭市で2023年12月17日、北村隆夫撮影
 高岡宮司が言われる「神様は山にも木にも、人間の心にも宿る。竜王さまがご神木に宿ったのかもしれません」という言葉はいいですね~。今、世界や日本国内を見ても信じられる物が何もないような世の中。こんな時こそ、このご神木の前に立って「家内安全、無病息災」ほかを祈願したいものです。私の知人にも辰年生まれの人が数人いますし、ちなみに家内も辰年なんですがね(汗)。

 写真と文で紹介していただいた北村隆夫さん、どうも有難うございました。

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