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小津安二郎監督の『お早よう』1959年 / NHK BS

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佐田啓二 (左)- 失業中の青年・英語の翻訳のアルバイトと久我美子(右) - 会社勤めの若い女性。

 小津安二郎監督の有名な作品は4~5本観ているが、この『お早よう』は初めてで作品名も知らなかった。小津作品独特のアングルや台詞の言い回しをなつかしく拝見していたら60年以上前の作品なのに、子役(設楽幸嗣氏と島津雅彦氏)の演技の上手さに驚いた。

 私が小学校6年の時のものだが、テレビや洗濯機も各家庭にない時代、そうだ私が育って来た頃の話だから余計に親しみが湧くのかな?私も散髪屋さんほか、あちこちの家庭でテレビを見せてもらったね。キャストが知っている人だけでも佐田啓二、久我美子、沢村貞子、笠智衆、三宅邦子、大泉滉、東野英治郎、杉村春子、殿山泰司などなどそうそうたる顔ぶれだ。ちょっとした宝物に当たった感じ、保存版だな(笑)





あらすじ
 よく似た一戸建てが並ぶ多摩川沿いの新興住宅地。男の子たちは大相撲に夢中だが、自宅にテレビはなく、近所の若い男女の家に上がり込んではテレビを見せてもらっている。学校の行き帰りには自在におならをする練習に熱心に取り組んでいるが、うまくコントロールできずにパンツを汚してすごすごと帰る少年もいる。

 一方母親たちは町会費をめぐるいざこざや押し売り騒動などに振り回されながら、あれこれと噂話に花を咲かせて日々を過ごしている。

 林家の息子・実(設楽幸嗣)と勇(島津雅彦)はテレビを買ってほしいと両親にねだるが聞き入れてもらえず、逆に「口数が多い」などと叱られてしまったことがきっかけで、家でも学校でも口を利かないと決める。しかし、家では学校に持っていかなければならない給食費のことを親に伝えることができず、学校では教師に指されてもひとことも答えられない。~ウイキペディア

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