下は毎日新聞MAINICHI PHOTOGRAPHY
皆既月食と天王星食 からお借りした
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東京スカイツリーの傍で皆既月食となった満月。
月の左下にある星が、月に隠れる前の天王星=東京都墨田区で
2022年11月8日午後8時8分、手塚耕一郎撮影
岐阜城の上空に浮かんだ赤銅色に染まる月
=岐阜市で2022年11月8日午後7時5分、兵頭公治撮影
皆既月食を前に大きく欠けた月。下は福岡空港を離陸した飛行機
=福岡市博多区で2022年11月8日午後7時8分、野田武撮影
満月が地球の影に完全に隠れる皆既月食と、月に天王星が隠れる天王星食が8日、全国各地であった。東京から新潟以西では、皆既食中の月に天王星が隠れた。過去に4000年以上ない珍しい天体ショーを、多くの人が見守った。
東京都内では午後7時16分ごろから皆既食が始まり、月が赤銅色(しゃくどういろ)に染まった。午後8時40分過ぎには天王星が皆既食中の月に隠れた。
皆既食は太陽と地球、月がほぼ一直線に並ぶ現象。月が真っ暗にならず赤銅色になるのは、地球の縁で屈折した太陽光のうち、赤い光だけが届くためだ。
国立天文台によると、皆既食と惑星食が重なること自体が珍しい。日本では1580年7月の土星食以来で、次は2344年7月の土星食だ。天王星食は、記録をたどれる4000年間では一度もなかった。【垂水友里香】