長野県上田市真田町の山家神社であった御柱祭。急な坂もみんなで御柱を引いた=2022年9月18日午後3時53分、田倉直彦撮影
毎日新聞 2022/9/27 東京夕刊 有料記事
長野県上田市真田地域の山家(やまが)神社で今月、御柱祭があった。県内各地では、諏訪大社に合わせて御柱祭が数えで7年に1度(6年ごとに)開かれるが、ここでは初めて。
真田信繁(幸村)ら真田氏の本拠地で、神社も縁が深く歴史がある。54代宮司の押森慎さん(38)は東京の大学を卒業後、8年間諏訪大社に奉職し2014年に真田に戻った。幼い頃は盆踊りや春秋の祭りでにぎわった。だが今は、人口減と高齢化で担い手が減って祭りも縮小。「子どもたちに思い出を作ってあげたい」――。2年前、思いを共有する地元の同世代の仲間とグループ「ALL真田魂(さなだましい)」を結成し、明治時代に途絶えた年に1度の仕掛け花火を復活させた。
諏訪大社の御柱祭では地域住民が深くつながる。「真田でも」と仲間と決めた。先に今年の祭りを終えた他の神社から御柱を譲り受けるなどして開催にこぎつけた。今月の花火の翌日。子どもら大勢が詰めかけ、長さ4メートル、直径45センチの御柱を引いた。「県外に出た子たちが戻りたくなる、町の魅力を作りたい」。古い町に新しい伝統を根づかせる、挑戦が続く。【田倉直彦】
いやー、手作り感もする初めての御柱祭いいですね~。私には、そう意味での故郷がないので羨ましくもある。数年前福岡に帰って後輩の若者たちと食事をした際、ある後輩が、私のことを「先輩は、福岡を捨てた!」と言い放ったが、どうもその言葉を時々思い出す。彼は東京の大学で勉学を積み福岡で教職に就いた熱血漢なのだが、「残念ながら私には帰る福岡がない!」と彼に言いたい(笑)
毎日新聞 2022/9/27 東京夕刊 有料記事
長野県上田市真田地域の山家(やまが)神社で今月、御柱祭があった。県内各地では、諏訪大社に合わせて御柱祭が数えで7年に1度(6年ごとに)開かれるが、ここでは初めて。
真田信繁(幸村)ら真田氏の本拠地で、神社も縁が深く歴史がある。54代宮司の押森慎さん(38)は東京の大学を卒業後、8年間諏訪大社に奉職し2014年に真田に戻った。幼い頃は盆踊りや春秋の祭りでにぎわった。だが今は、人口減と高齢化で担い手が減って祭りも縮小。「子どもたちに思い出を作ってあげたい」――。2年前、思いを共有する地元の同世代の仲間とグループ「ALL真田魂(さなだましい)」を結成し、明治時代に途絶えた年に1度の仕掛け花火を復活させた。
諏訪大社の御柱祭では地域住民が深くつながる。「真田でも」と仲間と決めた。先に今年の祭りを終えた他の神社から御柱を譲り受けるなどして開催にこぎつけた。今月の花火の翌日。子どもら大勢が詰めかけ、長さ4メートル、直径45センチの御柱を引いた。「県外に出た子たちが戻りたくなる、町の魅力を作りたい」。古い町に新しい伝統を根づかせる、挑戦が続く。【田倉直彦】
いやー、手作り感もする初めての御柱祭いいですね~。私には、そう意味での故郷がないので羨ましくもある。数年前福岡に帰って後輩の若者たちと食事をした際、ある後輩が、私のことを「先輩は、福岡を捨てた!」と言い放ったが、どうもその言葉を時々思い出す。彼は東京の大学で勉学を積み福岡で教職に就いた熱血漢なのだが、「残念ながら私には帰る福岡がない!」と彼に言いたい(笑)