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特集ワイド  安倍政治の見直し、今こそ 村上誠一郎・元行革相  Ⅱ / 毎日新聞

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上記はブログ葉月のタブー 日々の備忘録 2017年09月30日からお借りした。自民党の村上・元行政改革担当相はTBSの「時事放談」の収録で、安倍首相の衆議院解散の判断について「大きく、読みと違ってしまったのではないか」と指摘した。 



安倍政治の見直し、今こそ 村上誠一郎・元行革相  Ⅱ

政策の非合理、被害国民に

 アベノミクスは異次元の金融緩和、機動的な財政出動、民間活力を引き出す成長戦略を「三本の矢」とするパッケージだった。「アベノミクスは成功したとは言えないと思います。財政出動と金融緩和というカンフル剤を打つだけで結局、成長戦略は十分な成果が上がってきていない。金融緩和をダラダラ続けているうちに円安・ドル高が進んだ。食料もエネルギーも輸入頼みだから、日本の富がどんどん流出しているわけです」

参院財政金融委員会を終えて委員会室を後にする安倍晋三首相(右)と日銀の黒田東彦総裁=国会内で2018年(平成30年)3月28日、川田雅浩撮影

 昨年の自民党総裁選で菅義偉前首相の後任として岸田氏を応援した立場ゆえ、ポスト安倍・菅政治を担う岸田首相に言いたいことがあるのでは? そう水を向けると、思わず天を仰いだ村上氏である。「岸田さんに、アベノミクスを総括した上で新しいステージに移る気持ちがあるかどうか。世界最悪の借金財政なのに防衛費を2倍にするというのは非常に難しい」。増額分の5兆円を捻出するには福祉や教育など他の予算を削るしかない。もし赤字国債を乱発するような事態となれば円安、株安、国債暴落のトリプル安に見舞われる危険性がある。国民は安定した生活ができなくなる恐れがある--。村上氏は危機感を強めているのだ。

 アベノミクスを支え続ける日銀について「政府の子会社」と安倍氏が発言した一件も引っかかっているようだ。評論家の佐高信氏は「それなら岸田政権は安倍政権の子会社か」と批判した。村上氏も違和感を禁じ得ないらしい。党内は「安倍さんの遺志を尊重して憲法改正を」などと盛り上がっているが、「一国の首相には信念や哲学が必要です。アベノミクスも是は是、非は非として、岸田さんは金融緩和の出口戦略など、喫緊の課題に真剣に取り組まなければならないと思います」

 と、ここまで話すと、安倍・菅政治からの“卒業”を唱える村上氏の憂国の弁が止まらなくなった。勇ましい国防強化一辺倒ではない外交努力による安全保障戦略の立案、核兵器禁止条約参加に向けた前向きな検討、原発の安全性に関するオープンな議論等々。でも、そうすると、ほとんど180度の政策転換なのでは? だが村上さんは正面を向いてこう答えるのだった。「野中広務元幹事長も言っていましたが『自民党は常にベストな政策をめざす』ということで党内の議論が活発化していました。亡くなった方のご冥福を祈り、事件の再発を防ぐことと、政策論争は全く別の次元の問題です。合理的な政治が行われなくなって被害を受けるのは国民ですから」【奥村隆】


 自民党は俺が俺がと手を挙げる目立ちたがりやと、ヨイショマンの集まりのようにも見えるけど、まだ死んでなかったね。村上誠一郎さんのように、まとまもなことを正々堂々と語る人がもっと増えて欲しいものだ。大臣ほかのポストが欲しいのか、次の選挙を応援してくれる力が欲しいのか?村上誠一郎さん有難うございました。

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