対談で話す自民党衆院議員の村上誠一郎さん=東京都新宿区で2020年10月16日、宮武祐希撮影
うわっ、瀬戸内海 で活動した村上水軍の末裔で私がファンの村上誠一郎さんじゃーないか!このブログにも
2020年10月 学問への畏敬の念「菅さんも周囲もなさ過ぎる」 自民・村上誠一郎元行革担当相
2019年11月特集ワイド :「反安倍」集め「地下活動」!? 自民党内「ひとり良識派」 村上誠一郎衆院議員
2019年1月自民党に明日はあるのか 安倍首相には目的がない
の3回を、毎日新聞から転載させていただいている。
以前は時事放談に時々出演されて、話を聞くのがとても楽しみだった。
安倍政治の見直し、今こそ 村上誠一郎・元行革相
毎日新聞 2022/8/1 東京夕刊 有料記事
「称賛するだけでいいのか」。凶弾に倒れた安倍晋三元首相の死を悼みつつ、安倍政権の功罪は冷静に評価すべきだ。そうした声を耳にする機会が増えた。自民党内はどうなのだろう。安倍氏の政策に問題提起をすることが多かった村上誠一郎・元行政改革担当相(70)を訪ねると、沈鬱な表情で語り始めた。
「先日、ある首相経験者が私に言ってこられました。『どうして国葬なんですか』と。いったん流れができてしまうと、異論を言いにくくなる。これが人間社会の同調圧力かなと思う」
村上氏には全国から安倍氏国葬の是非を問う声が届いているという。もちろん野党は法的根拠がないことや弔意の強要につながりかねないことを理由に反対を表明している。対して自民党の茂木敏充幹事長は記者会見で「国民から『国葬はいかがなものか』との指摘があるとは認識していない」と相反する発言をしている。
「政治家は歴史の法廷で裁かれることでのみ評価される」。中曽根康弘元首相の言葉だ。振り返れば村上氏は、中曽根氏の内閣・自民党合同葬(2020年10月)に際して「中曽根さんは公費支出を望んでおられないのでは」と述べたことがある。安倍氏の国葬で費用が全額国費負担となる点について問うと、「安倍さんも望まないと思いますよ」。財政の危機的状態を認識していたはずだから、と言うのである。「今回は非常にお気の毒な亡くなり方をされたから、非業の死を遂げた方を弔うのは自分としても感情的には理解できる。ただ、判断の明確な基準が必要です。例えば佐藤栄作さんや中曽根さん、おじいさまの岸信介さんも国葬ではなかった。なぜ安倍さんだけ国葬なのかというと、なかなか説明が難しい」
岸田文雄首相が国葬で葬儀委員長を務めれば党内外の保守派の支持を得られる、弔問外交で存在感を示せるといった見方も確かにある。だが、村上氏は「時の政権の恣意(しい)的なやり方だとの批判を免れない。もう少し腰を据えて幅広く考えるべきだったのではないか」。独断専行で国葬を実施すれば、世論のさらなる分断を招くのではないかと懸念しているようだ。
7月の参院選では四国でも自民党が完勝したが、村上氏は「森友・加計学園問題などの負の遺産にけじめがついておらず、四国ブロック両院議員会長として申し訳ない」と言う。自身の選挙区、愛媛県今治市は、加計学園の獣医学部が開設された「ご当地」である。疑惑が解明されていないことに、じくじたる思いがあるらしい。
「森友・加計・桜を見る会は国民の不信を完全には払拭(ふっしょく)できていないのではないか。森友問題では近畿財務局の職員が自死に追い込まれた。これらの政治的、道義的責任は安倍氏の功績とは別次元の話です」。先の参院選では自民党に「同情票」「香典票」が入ったと見る向きもあったものの、村上氏は別の受け止め方をしている。「自民党が勝ったのではなく、野党が弱すぎただけ。バラバラに空中分解して、最初から戦わずして負けていた。自民党は選挙に勝ったらなんでもできるなんていう、おごった考え方をしていたら墓穴を掘ることになる」
村上氏は卑劣な銃撃事件を断固として許さないと語気を強めながらも、今こそ安倍政治を冷静に総括して日本を再出発させるべく自民党が動く時だと説く。「解釈改憲で集団的自衛権の行使を容認して立憲主義を否定し、そんたくするイエスマンばかりを登用する縁故人事がはびこり、財政・金融・外交が非常に厳しい状況になった。自由闊達(かったつ)な議論ができる本来の自民党に戻すべきです」。なかなかに手厳しい評価である。
ここで村上氏、ロシアの選挙におけるプーチン陣営の圧勝劇を例に挙げ、表情を曇らせた。「ロシアの民主主義が見せかけだと言うけど、日本も同じようになりつつあるのではないかと心配しています。堂々と議論し、適正な人事や正しい政策が実行されるべきですが、残念ながらそうなっていない。まっとうな批判勢力がないために選挙だけは勝つ。それは本当の信任ではないのです」
安倍氏の事件後、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との親密な関係に注目が集まっている。「失礼ながら、村上さんは?」と尋ねてみた。「私は応援してもらっていません。統一教会系からの選挙応援や秘書を派遣してもらうかどうかは個々の議員の考え方次第ですが、霊感商法や家庭崩壊などの問題があると言われている団体から応援を受けるのはいかがなものかというのが私の判断です」
長文なので、安倍政治の見直し、今こそ 村上誠一郎・元行革相 Ⅱ 政策の非合理、被害国民には、ページを改めもうひとつ投稿します。
うわっ、瀬戸内海 で活動した村上水軍の末裔で私がファンの村上誠一郎さんじゃーないか!このブログにも
2020年10月 学問への畏敬の念「菅さんも周囲もなさ過ぎる」 自民・村上誠一郎元行革担当相
2019年11月特集ワイド :「反安倍」集め「地下活動」!? 自民党内「ひとり良識派」 村上誠一郎衆院議員
2019年1月自民党に明日はあるのか 安倍首相には目的がない
の3回を、毎日新聞から転載させていただいている。
以前は時事放談に時々出演されて、話を聞くのがとても楽しみだった。
安倍政治の見直し、今こそ 村上誠一郎・元行革相
毎日新聞 2022/8/1 東京夕刊 有料記事
「称賛するだけでいいのか」。凶弾に倒れた安倍晋三元首相の死を悼みつつ、安倍政権の功罪は冷静に評価すべきだ。そうした声を耳にする機会が増えた。自民党内はどうなのだろう。安倍氏の政策に問題提起をすることが多かった村上誠一郎・元行政改革担当相(70)を訪ねると、沈鬱な表情で語り始めた。
「先日、ある首相経験者が私に言ってこられました。『どうして国葬なんですか』と。いったん流れができてしまうと、異論を言いにくくなる。これが人間社会の同調圧力かなと思う」
村上氏には全国から安倍氏国葬の是非を問う声が届いているという。もちろん野党は法的根拠がないことや弔意の強要につながりかねないことを理由に反対を表明している。対して自民党の茂木敏充幹事長は記者会見で「国民から『国葬はいかがなものか』との指摘があるとは認識していない」と相反する発言をしている。
「政治家は歴史の法廷で裁かれることでのみ評価される」。中曽根康弘元首相の言葉だ。振り返れば村上氏は、中曽根氏の内閣・自民党合同葬(2020年10月)に際して「中曽根さんは公費支出を望んでおられないのでは」と述べたことがある。安倍氏の国葬で費用が全額国費負担となる点について問うと、「安倍さんも望まないと思いますよ」。財政の危機的状態を認識していたはずだから、と言うのである。「今回は非常にお気の毒な亡くなり方をされたから、非業の死を遂げた方を弔うのは自分としても感情的には理解できる。ただ、判断の明確な基準が必要です。例えば佐藤栄作さんや中曽根さん、おじいさまの岸信介さんも国葬ではなかった。なぜ安倍さんだけ国葬なのかというと、なかなか説明が難しい」
岸田文雄首相が国葬で葬儀委員長を務めれば党内外の保守派の支持を得られる、弔問外交で存在感を示せるといった見方も確かにある。だが、村上氏は「時の政権の恣意(しい)的なやり方だとの批判を免れない。もう少し腰を据えて幅広く考えるべきだったのではないか」。独断専行で国葬を実施すれば、世論のさらなる分断を招くのではないかと懸念しているようだ。
7月の参院選では四国でも自民党が完勝したが、村上氏は「森友・加計学園問題などの負の遺産にけじめがついておらず、四国ブロック両院議員会長として申し訳ない」と言う。自身の選挙区、愛媛県今治市は、加計学園の獣医学部が開設された「ご当地」である。疑惑が解明されていないことに、じくじたる思いがあるらしい。
「森友・加計・桜を見る会は国民の不信を完全には払拭(ふっしょく)できていないのではないか。森友問題では近畿財務局の職員が自死に追い込まれた。これらの政治的、道義的責任は安倍氏の功績とは別次元の話です」。先の参院選では自民党に「同情票」「香典票」が入ったと見る向きもあったものの、村上氏は別の受け止め方をしている。「自民党が勝ったのではなく、野党が弱すぎただけ。バラバラに空中分解して、最初から戦わずして負けていた。自民党は選挙に勝ったらなんでもできるなんていう、おごった考え方をしていたら墓穴を掘ることになる」
村上氏は卑劣な銃撃事件を断固として許さないと語気を強めながらも、今こそ安倍政治を冷静に総括して日本を再出発させるべく自民党が動く時だと説く。「解釈改憲で集団的自衛権の行使を容認して立憲主義を否定し、そんたくするイエスマンばかりを登用する縁故人事がはびこり、財政・金融・外交が非常に厳しい状況になった。自由闊達(かったつ)な議論ができる本来の自民党に戻すべきです」。なかなかに手厳しい評価である。
ここで村上氏、ロシアの選挙におけるプーチン陣営の圧勝劇を例に挙げ、表情を曇らせた。「ロシアの民主主義が見せかけだと言うけど、日本も同じようになりつつあるのではないかと心配しています。堂々と議論し、適正な人事や正しい政策が実行されるべきですが、残念ながらそうなっていない。まっとうな批判勢力がないために選挙だけは勝つ。それは本当の信任ではないのです」
安倍氏の事件後、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との親密な関係に注目が集まっている。「失礼ながら、村上さんは?」と尋ねてみた。「私は応援してもらっていません。統一教会系からの選挙応援や秘書を派遣してもらうかどうかは個々の議員の考え方次第ですが、霊感商法や家庭崩壊などの問題があると言われている団体から応援を受けるのはいかがなものかというのが私の判断です」
長文なので、安倍政治の見直し、今こそ 村上誠一郎・元行革相 Ⅱ 政策の非合理、被害国民には、ページを改めもうひとつ投稿します。