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ヒッチコックの映画『北北西に進路を取れ』( North by Northwest 1959年 米)/ BSP

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 いやー、はじめから終わりまでハラハラドキドキ、面白かったな~。14年前に観て、ブログにも載せているのに99%くらい記憶から消えていた(笑)



 ニューヨーク。広告会社の社長、ロジャー・ソーンヒル(ケーリー・グラント)は、ホテルのロビーでの会合の最中、偶然別の人物(スパイのカプラン)に間違えられて、拉致され無理やり車に乗せられる。車で連れていかれたのは、タウンゼントという大邸宅だった。”カプラン、と言えば分かるよ。”と言われ、2階の部屋で待たされた。

そこへ、主人のタウンゼントが現れ、ロジャーは人違いであると主張するが、取り合ってくれない。そればかりか、酒を無理やり飲まされてしまう。酔っぱらってしまったロジャーは、飲酒事故に見せかけて崖から落とされそうになってしまう。警察に捕まったロジャーは、”殺されかけたんだ!”と主張するが信じてもらえない。



ロジャーは、国連本部へ向かった。タウンゼントが国連に行っていると聞いたことを思い出し、本人かどうか確かめようと考えた。だが、面会したタウンゼント氏は数日前に会った人とは別人で、何者かにナイフで刺されて絶命してしまう。その場にいたロジャーが殺人犯として疑われていまい、ナイフを捨てて逃げるのだった。


逃亡中のロジャーは、グランド・セントラル駅へやってきてシカゴ行の電車に乗り込んだ。既にロジャーの顔写真が出回っており、チケット売り場の男に通報されてしまう。列車内でロジャーを追いかける警察と鉢合わせしそうになるが、美女のイヴ・ケンドール(エバ・マリー・セイント)にかくまってもらう。

ロジャーは、列車のポーターに変装して列車を降りた。そして、イヴから”ホテルで会うのはまずいから、3時半にプレイリーのバス停で待ち合わせしましょう。”と約束します。




プレイリーのバス停を降りると、トウモロコシ畑が広がっていた。誰かが来る気配はない。
すると、彼方から飛行機がやってきてロジャーを襲う。トウモロコシ畑に逃げ込んだロジャーだったが、上空から農薬を撒かれてしまう。飛行機が少し離れたのを確認して、ロジャーはタンクローリー車の前に飛び出した。飛行機は、ロジャーの方へ大きく旋回してきた。やがてタンクローリー車に激突し、炎上させた。



シカゴのアンバサダー・イースト・ホテルに戻ると、ホテルの1階で新聞を買うイヴの姿を見た。彼女の部屋に行き、驚かせます。しかし、部屋の電話が鳴り、イヴは話し終えた後、急にロジャーに出て行って欲しいと言い出す。・・・・。~ MIHOシネマから抜粋させていただいた。

 ケーリーグラント(ロジャー)は、まるっきり「逃亡者」。14年前に観た時は、有名な飛行機に襲われるシーンだけに目を奪われていたのじゃないのかな?(笑)。批評家の一致した見解は「手に汗握るサスペンスで、映像的にも象徴的な、このヒッチコック後期の傑作は後に続く数え切れないほど多くのアクションスリラーの基礎を築いた。」感を味わっていなかったようだ。

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