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午前5時46分の忘れぬ祈り マスク姿で黙とう 阪神大震災27年 / 毎日新聞

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「1.17のつどい」で竹灯籠のまわりに集まり黙とうをする人たち=神戸市中央区で2022年1月17日午前5時46分、山田尚弘撮影

毎日新聞 2022/1/17 05:00 
 6434人の命が奪われた阪神大震災は17日、発生から27年を迎えた。新型コロナウイルスの感染が全国で急拡大するなか、追悼行事も例年通りには開催できない。震災で浮き彫りとなった防災の課題も、今なお国内各地で残る。犠牲者に祈りをささげつつ、災害への備えを考える一日となる。


阪神大震災から27年になるのを前に、灯篭に明かりを灯す人たち=神戸市中央区の東遊園地で2022年1月16日午後5時37分、猪飼健史撮影

 追悼行事「1・17のつどい」の会場である神戸市の東遊園地ではこの日早朝から、感染予防のためマスクを着けた来場者が訪れていた。地震発生時刻の午前5時46分には、黙とうをささげた。追悼行事はコロナ禍の影響で例年より減っており、震災の記憶や教訓の継承がより一層課題となる。



 1995年1月17日、日本で史上初めて観測された震度7の揺れが神戸市や阪神地区、淡路島などを襲った。災害関連死も含めて6434人が死亡し、3人が行方不明だ。負傷者は4万3792人に上る。約25万棟の建物が全半壊し、電気や水道、交通機関といったインフラも大きな被害を受けた。

 被災者の生活再建を支えた復興基金は2021年7月に解散した。残された被災地の再開発事業は神戸市長田区の新長田駅南地区のみで、23年度に完了する見込み。【阪神大震災取材班】



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