毎日新聞 2013年01月11日 00時14分
新車が101万4860円。今だと、だから?って感じだけれど、これはトヨタがクラウンを初めて発売した時の値段だ。当時の平均所得の12.5倍。「本格的乗用車」「堂々の国際水準」。カタログには一生懸命胸を張る言葉が並ぶ。昭和30(1955)年、日本もトヨタもまさにこれから、だった。
その12年後、いざなぎ景気のただ中に登場した3代目は「白いクラウン」。豊かになり始めたファミリーがターゲットで、企業向けの黒に対する白だ。
さらに45年後の昨年末、14代目がお披露目された。世界一の性能を誇っても、車の売れない時代。しかも、おじいさんを乗せた黒塗りハイヤー的クラウンだ。それが何と全身真っピンクで登場した。前面の“顔”も反抗的で、ワル可愛い系。「権力より愛」「ストロングよりチャーミング」だって! 広告専用じゃなく、本当にピンクも売るという。
「僕をワオッと驚かせて。ワオッですよ」とデザイン担当者に指示した豊田章男社長も、「まさか本当に作るとは」とびっくり。でも、あの巨大な(しかも保守的な)組織で、万民受けしそうにない提案がつぶれなかったことにこそ、有望な変化を感じる。
最先端技術、信頼の品質、低コストにエコ。日本のモノづくりは極めたけれど、ワオッ!が置いてきぼりになっていた。おもしろいアイデアも、会議のたびに、とんがった部分を削ってしまっていた。
新クラウンのテーマは、生まれ変わり、再生の意味の「reborn」。同じ「再生」を掲げた経済対策会議が安倍政権にもできた。日本低迷最大の犯人は、無難を選ぼうとする心なり。あえてピンクで挑戦するような人や会社をどうやって増やすか、に知恵をしぼってみては。
まじ?!ピンクの新型クラウンを発売 トヨタ
映画「ピンクの豹 」The Pink Pantherの登場が1963年だからむしろ遅すぎるんじゃーないのかな?(笑)。そうだな社用車やヤクザ屋さんが乗るにはちょっと不似合いかもしれないが、アメ車の写真なんか見ていたらけっこう走っている気がするけど実際にはどうなんだろう!?
そうだ、そうだ!現状を打破するには発想の転換が必要なんだ。と言ってもこのピンクの字はちと読みづらい! どうか国政を預かる人、会社を経営する方、今年はrebornで何でもピンクに塗りつぶそう!(笑)
クイズ:ここはどこでしょう?2013年01月12日 怒ってる?米イリノイ州の動物園で、お母さんのポケットから顔を出すカンガルーの子どもたち。少し険しい表情ですが、何か気に入らないことでも…?。母親たちも、なんとなく落ち着かない様子です(AP)SankeiPhotoイジーさん、心あたりは?(笑)
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