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(阿蘇山)余録:中国の史書「隋書」の倭国伝には、当時の日本… / 毎日新聞

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 1959年5月21日の阿蘇山      

 ニュースを点ければ又自然災害というくらいに恐ろしい毎日のような気がする。56年前に小父さんが修学旅行で行った阿蘇山は全くの観光地。この時も、昨年の噴火した御嶽山も、52年前に登った霧島の新燃岳の火口も何の心配もせずに覗きこんだものだ。阿蘇山の頂上火口付近にあるコンクリートの避難小屋は「大げさな、いったい何のためにこんなものがあるのだ」思ったものだった。

 阿蘇山の噴火は、いち早くスマホにYahooからメールが入ったので、すぐにネットのニュースを見ても、福岡管区気象台に、気象庁のHPを見てもまだ何も書いていなかった。ところが下の「噴火速報」のリンク先を見るとYahoo! 防災速報に連動しているとのことで納得。一番下の図はその中の「火山登山者向けの情報提供ページ」に出ている。

 さて、上の写真だが、同窓の皆さんごめんなさい。もう、みんな68歳だから許してくれるだろう。小父さんは、立っている男の子の右から8人目(丸坊主二人の左隣)だ。数えてみたらこのクラスだけで55人いるね。団塊の世代は7組まであった!



  

余録:中国の史書「隋書」の倭国伝には、当時の日本…
毎日新聞 2015年09月15日 00時13分(最終更新 09月15日 00時13分)

 中国の史書「隋書(ずいしょ)」の倭国伝(わこくでん)には、当時の日本の様子を伝える中にこんなふうな記述がある。「阿蘇山(あそさん)という山がある。その石は突然に火を立ちのぼらせ、それが天に接する。人々はこれを異変として恐れ、鎮めようと祈祷(きとう)や祭りを行う」

 ▲実見か伝聞かは知らないが、もし火山になじみのない国の人が火を噴く阿蘇山を目の当たりにしたら、感銘(かんめい)を受けたろう。今日も外国人観光客には人気スポットの阿蘇山だが、きのうの噴火は実に36年ぶりの規模だという

 ▲昨年の御嶽山(おんたけさん)噴火を教訓に先月から運用が始まった「噴火速報」も初めて発表された。「速報」が噴火発見の7分後だったのは昨年来の小規模噴火を上回る規模か否かを確認していたためらしいが、さて改善の余地はないかどうか。幸い観光客らにけが人はなかった

 ▲列島の火山活動が活発化する中、阿蘇山の小規模噴火、口永良部島(くちのえらぶじま)噴火、桜島の噴火警戒レベル引き上げと続いた九州地方だった。今月初めに桜島の警戒レベルが戻ったと喜んだら、すぐに阿蘇のレベル引き上げである。まるで人の隙(すき)を突くような火山の気まぐれだ

 ▲むろん防災は祈祷まかせといかず、気象庁は来年度予算の概算要求に火山監視・警報センターの新設や、火山関連要員の5割増を盛り込んだ。また同じく文部科学省も層の薄い火山研究者を5年間で倍増させる構えで、噴火のリスク数値化にむけた取り組みも始める

 ▲地球の陸地面積の400分の1にすぎない列島に、世界の活火山の約1割があるといわれる日本である。外国から火山を見に来る人には、その火山研究や防災対策にも感動してもらわないと情けない。


  

  

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