Quantcast
Channel: 小父さんから
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

高齢者大学の11日目 「私の意見・体験発表」 ①

$
0
0
パワーポイントを使っての発表風景
     

 さてさて4年ぶりに発表の順番が回ってきた。小父さん的にはパワーポイントソフトでスクリーンに映し出して「ブログの楽しみ」なんて発表したかったのだが、どうもコミュニティセンターにあるプロジェクター(映写機)と我が家のPCが接続出来ないし、ノートパソコンにはパワーポイントソフトが入っていない。

 いろいろ考えた末、ノースフェースのウォーキングシューズ紛失事件(?)へと方針変更。レジメを事務所の事務員さんコピーしてもらったらいやに受けたので「さあ、笑ってもらおう」と張り切りすぎてか、爆笑まではいかなかったのは間合いの取り方が悪かったんじゃーないかな?まあ、笑い声も聞こえていたので良しとしよう。

 残り5人の発表は、「高丘の消えたため池」「私の寺社参拝作法」「私の健康法」「ランニングで思うこと」「私の野菜作り」と素晴らしい体験発表をされていた。いや、穴があったら入りたかったくらいだが、コミュニティセンター所長の講評のまたまた、素晴らしいこと。どうやったらあのようにまとめてかつ、分かりやすく話せるんだろうと惚れ惚れと聞いていた。

 毎回なんだか、今日の委員長のまとめも素晴らしかったな。この方は綿密なメモのもとに話される。最前列に並んだ発表者に起立して、回れ右させられて学級生から大きな拍手もいただいた。何はともあれ、ビッグイベントが終わってやれやれだ!下はその原稿だ。  

  

      

   

            アンチエージングいろいろ  
                                            4班 小父さん

 アンチエージングとは、年を取ることによって起る老化の原因を抑制することによって、身体の機能的な衰え(老化)を予防したり、改善することだそうです。この言葉もこの教室に入ってはじめて聞き覚えました。

 この高齢者大学に参加させていただいたのは、2010年5月12日で62歳でした。私の隣保の人も62歳で5班の班長、私が副班長ということでしたが、たぶんその時は学級生で一番若かったと思います。それから2年通って2年間休み2014年から再入学して今68歳になりましたが、こうやって見まわしてもまだ一番若い部類なのではないかと思っています。

 この7月8日の望月先生の「頭の体操・体の健康」ではゴムひもを引っ張る運動を習いましたので「うん、これはいい」と思い、早速近くの100円ショップのダイソーに2度も行きましたがゴム紐が有りません。それでこれを買ってきましたがどうも強すぎていけません。握力の運動用だと思いますが108円ですので隣にあったこれもいっしょに買いましたが、今ではどちらもほったらかしです。

 6月3日のクリーン作戦では何ともなかったのに、次の日曜日の隣保の草ひきで立ったり座ったりした2日後にめまいがして、20年ぶりくらいに天井が回りはじめたのでしばらく横になっていました。

 それからというものプールで水中歩行をしても、石ケ谷公園で階段の上り下りしてもどうも体力がガクっと落ちた気がしました。もう四捨五入で70才の大台に乗って体に変調をきたしはじめたのかとつくづく思いました。

 家内は夏の早い時期からエヤコンを使っていますが、私は会社勤めを終えてからは夏にクーラーを点けたことがなかったんです。汗をだらだら流すことが一番健康だと勝手に思い込んでおりました。もちろんテレビも熱中症の注意を連日報道していますので、水分補給でスポーツドリンクはどんどん飲んでいました。

 でも全然元気にならない自分にがっかりした日々を送っていたある日、ふと私も29℃設定でクーラーを入れてみました。

 すると、今度は日に日に力がみなぎってきて、石ケ谷公園の階段の上り下りの合計3000段を8月17~24日までほとんど毎日出来るまでに回復しました。それには、この2本のストックがとても効果的でした。うん、これだけ元気になったら日本アルプスにも行けると思ったものです。そして8/27~28日には中央アルプスの木曽駒ヶ岳2,956mには登るには登りましたが、両手両足も必要な登り下りや、軽い高山病には石ケ谷公園のトレーニングや2本のストックだけでは歯が立ちませんでした。

 さかのぼって運命の6月12日の金曜日、いなみ町のアクアプラザに泳ぎに行き、気分も晴れて気持ちよく帰ろうとしたら、私のお気に入りの15,800円するノースフェイスというメーカーのハイキングシューズが靴箱にないんです。似た靴が残っていたのでこれは間違えられたんだと思って、受付で靴のメーカー、サイズ、電話番号などを届けてゴム草履みたいなものを借りて帰りました。たぶん靴のサイズやその頃の時間に通う年齢層からして盗難ではなくて単純な間違いだと思いました。

 そしてがっかりしながら、その帰りに、近くのスタンドに給油に寄ったらなんとパワーショベルが入ってガソリンスタンドを解体しているではありませんか!プリペイドカードの残金は10,490円も残っているのに倒産したのかなと思ったものです。前回、カードへ入金補充する時は何も言わなかったので腹立たしかったです。

 不吉なのは13日の金曜日ですよね、暦を調べるとその日は大安吉日でした。帰って、スタンドの会社を調べて電話したら「そのガソリンスタンドは閉鎖したので他のスタンドに行って下さい」とのことでほっとしたものです。

 そして、靴の方は家内がインターネットから無くなった靴のカタログをカラー印刷してくれたので、後日、それを持参してプールの窓口には「これですのでよろしく」と提示して、私は靴箱の前に座って2時間くらいじっと来る人の足元と靴箱ばかりを見ていました。普段なら絶対プールに入るはずですがその日は疲れてトボトボと帰りました。

 それから数日後、再び、家内もいなみの図書館に行くというので、一緒にプールに同行してしばらく探しましたが出てきません。「お父さんもう無くなって出てこんよ」なんて家内も言うもので渋々帰宅しました。

 それから、1週間くらい経ったある日、家内が呼んでいました。「お父さん、靴箱にノースフェイスのハイキングシューズが入っているじゃない」と私の前に持ってきたんです。ニューバランスというメーカーのよく似た黒いシューズもそれ以前に買っていたんだということを思い出しました。価格は5000円くらいです。どうもそれが気に食わないのでノースフェイスに買い替えたんです。

 いや、ばつが悪いやら恥ずかしやら、いなみ町のアクアプラザにはすぐに電話しました。

 しかも、その無くなったと思った6日前の6月6日の「ぶらり歩こう会」の日も含めてずーっとそのニューバランスの靴を履いていながら、自分ではノースフェイスの靴を使っていると思い込んでいたわけです。

 6月17日高齢者大学の京都旅行中、家内から東京の姉の家で葬儀が出たという連絡が入りました。東京ではお寺や葬儀会館・火葬場が満員な関係で、亡くなって4~5日後にしか葬儀があげられません。その間ご遺体は巨大な冷蔵室のような部屋に保管されています。たぶん、関西ではまだそのような施設はいらないと思いますが、我々団塊の世代が次々に亡くなる年齢になると関西もそのようなことになるのかなと思ったものです。

 そして葬儀と野辺送りまで終わった6月21日に帰ろうとしていたところ、東京駅に家内から「お父さん東京土産に1000円の『ごまたまご』を三つ買って来て」という電話が入りました。息子の家と我が家へ一個づつ、そしてもうひとつは迷惑をかけた「いなみ町のプールへ」と。気は心でプールの窓口の方も元々親切なのだかそれからも愛想がとてもよくなりました。

 しかし、ボケるにはまだ早いと思いますが、思い込みは怖いですね。

 ことに芸能人であれ、近所の人であれ人の名前を家で話していてもいつも出て来ません。そこに行くと5班の〇〇さんは若い女性の名前を簡単に覚えては、コンピュターみたいにぱっと出てきます。なんとか人の名前くらい覚えていられるようにしたいものだとつくづく思っています。

 以上、私の現在の老化状況のとりとめのない報告を終わります。

  

              
   

 上は他の発表者や所長や委員長のスピーチ風景(順不同です)。そうそう、パワーポイントでの発表を二人が予定されていて、事前にリハーサルもちゃんとやられていたらしい。ところが後の方の発表の時、パソコンが動かなくなり、結果口だけでの発表となった。小父さんがそうなってしまったらきっとギブアップだね。  
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

Trending Articles