写真はクリックで拡大します
今日は以前に東映太秦(うずまさ)映画村で仕事をされていた方が撮影所の裏話をずいぶん愉快に説明してくれた。現在は明石市内でスタジオ・グリタを主宰され素人のタレントさん約30人を演技指導などをされているとか。タレントの卵の年齢層は下は9歳から上は72歳までだそうだ。この主宰、講義では皆マイクを使うのに腹式呼吸とやらでマイクを使わずに声が通っていたのには感心した。舞台演劇などは皆そうなのかな?
松平健さん、高倉健さん、由美かおるさん、沢口靖子さん、名取裕子さんなどのエピソードがありましたが講師に「ここだけの話でっせー」口止めされているので迷惑がかかってはいけないので記しません(笑)
スタジオ・グリタの第一作目が下の『恋する時の街あかし』では女子高校生3人を中心とした奇想天外なストーリーなのだが、情景は明石の観光案内に近い。驚いたのは小父さんがいつもウォーキングしている体育館に隣接した馬事協会まで出てきたので嬉しくなった。
それとコミュニティセンターの「ぶらり歩こう会」で歩いた所が次々に映しだされるではないか。「ぶらり歩こう会」も明石のたいがいの場所を網羅していることにも気付かされた。
みんな素人のタレントさんで、撮影日は毎週日曜日。その日の出演者、スタッフの合計が20人なら弁当代は500円×20個と苦しいふところ具合も説明されていた。でも、皆さん映画が好きだ!という共通点を持った集まりで、今日の講義も話と映画で突然30分の延長。こんなことも、はじめてだが、監督兼脚本家兼スタジオ・グリタの代表者の情熱は十二分に伝わって来た。下の映画の製作で1年半ほどかかったそうだが、今、第2作目の「子午線に吹く風」も→ 製作中だそうだ。
映画制作って面白いなってつくづく思った。
『恋する時の街あかし』 予告編No1