世界に名だたるニューヨーク・メトロポリタン美術館が誇るエジプト・コレクションから“女性”をテーマに厳選された約200点を日本初公開!
古代エジプト史上、最も重要な女性ファラオとして知られる女王ハトシェプスト。
彼女の残した偉大な功績を、自身が造営した葬祭殿の発掘品などを通して紹介します。
また、同時代に生きた他の王妃、王女にまつわる美品も展示し、当時の王族女性たちの実像を浮かび上がらせます。
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左から、ハトシェプスト女王の名が刻まれた石片、ひざまずくハトシェプスト女王像、弧状ハープ、アクエンアテン王とネフェルティティ王妃のゴブレット、王妃あるいは女神の像の上部、アメン神の大執事センエンムゥト像、清めの儀式を受けるキヤのレリーフ(第1王妃のネフェルティティがいるにも関わらず、ファラオであるアクエンアテンから深い寵愛を受けていた王妃キヤが、水で清められる儀式の場面を表したレリーフ)
左から、ハトホル女神の象徴がついた建物装飾、イシス女神とアシュートのウプウアウト神の像、呪術のための壺(カバの姿で表されるタウェレト女神、またはイペト女神は、出産を司り、女性と子どもを守る神として信仰されていた。)、セクメト女神像、牛の女神像の頭部、弧形シストラム
左から、二つのガゼルの頭がついた冠、王妃のうね型模様つきイヤリング、ヤグルマギク形の線条細工ネックレス、魚形ビーズの腰帯、ハトホル女神の象徴がついた柄鏡、王女の姿を象眼した瓶、ヤマネコで飾られたカフ風のブレスレット、髪結いの道具
すべてホームページから転載させていただいた。詳細はこちらに 展覧会
アメン・ラー神の歌い手ヘネトタウィの人型内棺とミイラ板
こちらの説明は 神戸市立博物館
小父さんは考古学(笑)初体験かな。小学生の頃、超満員のツタンカーメン展を福岡で観たことがあるのだが、いったいツタンカーメンって誰って時々思っていた。ところが、今日の展示説明で上の清めの儀式を受ける後宮(ハーレム)の王妃キヤが母親ではないかとも言われていて、このレリーフも第1王妃から髪型を娘のように作りかえられたなんて書かれていた。
いずれにしろ紀元前1500年くらいのお話(日本では縄文時代)に葬祭殿の発掘品や装飾品の数々が現代と共通するものが多いのに驚く。女性が目の縁を黒く塗るのも魔除けだったり感染予防でもあったとか。アイシャドーの起源ではないんだろうか?(笑)。いやー、ミイラを入れる棺だって立派すぎるよね。
来世への祈り―古代エジプト人の死生観ではミイラにする時内臓は体内から取り出して壺みたいなものに入れておくそうだ。再生、復活だよね。ところが当時は脳は大切なものだとは考えられず、鼻から掻きだしたなどなど。
まあ、週刊誌の題材みたいなところしか見ていないが、古代エジプトにちょっとだけ触れてみた。