客席で受賞を喜ぶ吉永小百合さん(左)と阿部寛さん=カナダ・モントリオールで2014年9月1日午後8時13分、広瀬登撮影
モントリオール映画祭:吉永さん主演作が審査員特別大賞
毎日新聞 2014年09月02日 11時12分(最終更新 09月02日 19時17分)
【モントリオール広瀬登】カナダで開催されていた第38回モントリオール世界映画祭の授賞式が1日夜(日本時間2日)あり、吉永小百合さん(69)主演の「ふしぎな岬の物語」 (成島出<いずる>監督、毎日新聞社など製作委員会)が最高賞のグランプリに次ぐ審査員特別大賞を受賞した。また、キリスト教系組織の審査員が選ぶエキュメニカル賞も同時受賞した。グランプリはメキシコの「完全なる従順」(ルイズ・ウルクイザ・モンドラゴン監督)だった。
同じくワールド・コンペティション部門に出品されていた 「 そこのみにて光輝く」 の呉美保(オ・ミポ)監督(37)が最優秀監督賞を受賞した。
授賞式では、日本に残った成島監督に代わって本作が初プロデュース作品となった吉永さんと共演の阿部寛さんらが登壇。トロフィーを受け取った吉永さんは仏語で「感動しています。チームの皆を代表して感謝申し上げます」と喜びを語った。
映画は、岬の先端で喫茶店を営む女性と、そのおい(阿部さん)や常連客らとの物語。吉永さんふんする店主が伝える生きることの大切さや、人と人とのつながりのかけがえのなさを、心温まる穏やかなタッチで描いた。作品は10月11日から公開される。
一方、呉監督は主演の綾野剛さん、ヒロインの池脇千鶴さんと共に登壇。トロフィーを受け取った呉監督は、芥川賞候補に5度、本作品で三島由紀夫賞候補になりながらいずれも受賞を逃し、1990年10月に自死した原作者の佐藤泰志に触れて「佐藤さんが報われたような気がして胸がいっぱいです」と声を詰まらせた。
「そこのみにて光輝く」は4月に公開され、現在、東京や北海道・函館などでアンコール上映中。佐藤の出身地である函館を想起させる海浜の街で、綾野さんと池脇さん演じる傷ついた男女が出会い再生していく姿を情念豊かに描いた。
呉監督は三重県出身。大阪芸術大卒業後、大林宣彦監督の下で記録係として働きながら短編を発表し、注目された。本作は「酒井家のしあわせ」「オカンの嫁入り」に続く長編映画3作目。
◇成島出監督のコメント
人と人とが思いを持って「つながる」ことだけが人を救っていく、という普遍的テーマが海外でも受け入れられたことを大変うれしく思う。本当にありがとうございました。
◇モントリオール世界映画祭
国際映連が認める世界14の映画祭の一つ。1977年に始まり、北米では最大規模。コンペティション部門にも娯楽性のある作品が並ぶ。日本映画とは縁が深く、83年「未完の対局」(中国と合作)▽2006年「長い散歩」▽08年「おくりびと」と、3度グランプリを受賞。近年も09年「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」の根岸吉太郎監督が最優秀監督賞▽10年「悪人」に主演した深津絵里さんが最優秀女優賞▽11年「わが母の記」の審査員特別大賞▽13年「利休にたずねよ」が最優秀芸術貢献賞−−と続いている。
小父さんはサユリストでもないんだが、NHKのニュースで知って、いっぺんで映画館に駈けつけたくなった!吉永小百合さん(69歳)はフランス語で受賞の喜びを語っていたな〜。ということは事前にフランスゴ語のスピーチのを練習していたのかな?(笑)。でも彼女の性格と語りと美貌は全く変わらないね!夫の15歳上のテレビプロデューサー・岡田太郎氏はまだ健在のようだね。この映画は近くのイオンシネマで上映されるぞ、しめしめ。
吉永小百合さんの映画 審査員特別グランプリに〜NHK NEWSWEB動画含む
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こんなニュースも同時に入って来た。92年ぶりとなる8強入りとか。嬉しいね〜!
モントリオール映画祭:吉永さん主演作が審査員特別大賞
毎日新聞 2014年09月02日 11時12分(最終更新 09月02日 19時17分)
【モントリオール広瀬登】カナダで開催されていた第38回モントリオール世界映画祭の授賞式が1日夜(日本時間2日)あり、吉永小百合さん(69)主演の「ふしぎな岬の物語」 (成島出<いずる>監督、毎日新聞社など製作委員会)が最高賞のグランプリに次ぐ審査員特別大賞を受賞した。また、キリスト教系組織の審査員が選ぶエキュメニカル賞も同時受賞した。グランプリはメキシコの「完全なる従順」(ルイズ・ウルクイザ・モンドラゴン監督)だった。
同じくワールド・コンペティション部門に出品されていた 「 そこのみにて光輝く」 の呉美保(オ・ミポ)監督(37)が最優秀監督賞を受賞した。
授賞式では、日本に残った成島監督に代わって本作が初プロデュース作品となった吉永さんと共演の阿部寛さんらが登壇。トロフィーを受け取った吉永さんは仏語で「感動しています。チームの皆を代表して感謝申し上げます」と喜びを語った。
映画は、岬の先端で喫茶店を営む女性と、そのおい(阿部さん)や常連客らとの物語。吉永さんふんする店主が伝える生きることの大切さや、人と人とのつながりのかけがえのなさを、心温まる穏やかなタッチで描いた。作品は10月11日から公開される。
一方、呉監督は主演の綾野剛さん、ヒロインの池脇千鶴さんと共に登壇。トロフィーを受け取った呉監督は、芥川賞候補に5度、本作品で三島由紀夫賞候補になりながらいずれも受賞を逃し、1990年10月に自死した原作者の佐藤泰志に触れて「佐藤さんが報われたような気がして胸がいっぱいです」と声を詰まらせた。
「そこのみにて光輝く」は4月に公開され、現在、東京や北海道・函館などでアンコール上映中。佐藤の出身地である函館を想起させる海浜の街で、綾野さんと池脇さん演じる傷ついた男女が出会い再生していく姿を情念豊かに描いた。
呉監督は三重県出身。大阪芸術大卒業後、大林宣彦監督の下で記録係として働きながら短編を発表し、注目された。本作は「酒井家のしあわせ」「オカンの嫁入り」に続く長編映画3作目。
◇成島出監督のコメント
人と人とが思いを持って「つながる」ことだけが人を救っていく、という普遍的テーマが海外でも受け入れられたことを大変うれしく思う。本当にありがとうございました。
◇モントリオール世界映画祭
国際映連が認める世界14の映画祭の一つ。1977年に始まり、北米では最大規模。コンペティション部門にも娯楽性のある作品が並ぶ。日本映画とは縁が深く、83年「未完の対局」(中国と合作)▽2006年「長い散歩」▽08年「おくりびと」と、3度グランプリを受賞。近年も09年「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」の根岸吉太郎監督が最優秀監督賞▽10年「悪人」に主演した深津絵里さんが最優秀女優賞▽11年「わが母の記」の審査員特別大賞▽13年「利休にたずねよ」が最優秀芸術貢献賞−−と続いている。
小父さんはサユリストでもないんだが、NHKのニュースで知って、いっぺんで映画館に駈けつけたくなった!吉永小百合さん(69歳)はフランス語で受賞の喜びを語っていたな〜。ということは事前にフランスゴ語のスピーチのを練習していたのかな?(笑)。でも彼女の性格と語りと美貌は全く変わらないね!夫の15歳上のテレビプロデューサー・岡田太郎氏はまだ健在のようだね。この映画は近くのイオンシネマで上映されるぞ、しめしめ。
吉永小百合さんの映画 審査員特別グランプリに〜NHK NEWSWEB動画含む
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こんなニュースも同時に入って来た。92年ぶりとなる8強入りとか。嬉しいね〜!