質問なるほドリ:鬼城って何なの？＝回答・河津啓介「無分別な開発競争が要因」/毎日jp

　建築中の住宅の8割、資金難で工事中断に＝街はゴーストタウン化―内モンゴル自治区オルドス市〜RecordChinaから　　　　　

　　

質問なるほドリ:鬼城って何なの？＝回答・河津啓介

毎日新聞　2014年07月08日　東京朝刊


　◇ゴーストタウンとなった新興開発区　無分別な開発競争が要因

　なるほドリ　中国に「鬼城」が増えていると聞いたけど、一体何のこと。

　記者　「ゴーストタウン」ですね。過剰投資（かじょうとうし）のためにマンションや商工業施設に人や企業が集まらない新興開発区（しんこうかいはつく）のことです。高層ビルの並ぶ無人の街を歩くと映画のセットに迷い込んだ気分になります。中国メディアが「鬼城ランキング」を作るほど話題になっていて、最も有名な内モンゴル自治区のオルドス市はゴーストタウン目当ての観光客さえいます。地方だけでなく、天津市の響螺湾ビジネス区のように都市部にも広がっています。

　

【中国】1兆円投資の「東方のマンハッタン」計画、中国最大のゴーストタウンに！天津、響螺湾、中国最大のゴーストタウン〜ブログ？ TOYCYANNETから　　

　
　Ｑ　中国の開発区は世界中からお金や企業が集まる場所と思っていたよ。

　Ａ　確かに１９９０年代までの中国経済は沿海部（えんかいぶ）を中心とした「開発区」に外資（がいし）を盛んに誘致（ゆうち）し、飛躍（ひやく）の原動力になりました。しかし、今や中国の国内総生産（こくないそうせいさん）（ＧＤＰ）は世界第２位。中央政府は景気の過熱（かねつ）を嫌い、成長のスピードを調整しています。各地の開発区が自由に投資を呼び込める時代ではなくなりました。立地条件などで劣（おと）る地域では、資金不足で建設が中断する事例も出ています。

　Ｑ　日本も経験したけど、バブル崩壊は怖いものね。

　Ａ　中央政府は特徴のない開発区は認可しない方針です。そこで、どうしても中央のお墨付（すみつ）きを得たい地方政府は「環境」「省エネ」を掲げた開発計画を作りました。ところが、似たような「エコシティー」が乱立し、バブル状態に陥（おちい）っています。そうした無分別（むふんべつ）な開発競争が「鬼城」を生んだわけです。

　Ｑ　なぜ不動産開発にこだわるの？

　Ａ　中国の地方政府は「土地財政」と言われるほど、不動産関連の収入に依存しています。土地使用権を開発業者に高額で譲渡（じょうと）でき、関連する税収もあるからです。官僚個人に業者からの賄賂（わいろ）があると言われています。経済開発が出世（しゅっせ）の道を切り開くこともあります。（横浜支局）


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中国の習近平（しゅう きんぺい）国家主席と韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領がスクラム組んで日本叩きをする理由も分かる気がしてきた(笑)。両国とも逆立ちしても国の経済を立て直すのは無理な話なんだ。

　　小父さんは好きではないが、これならアベノミクスの方が随分ましなんだろう。韓国のサムスンもスマホで大幅減益とかなんとか書いていたね。

　人件費高騰や政治リスクもあるだろうが、日本の企業が中国から逃げ出すはずだね！いやはや、ドバイ以外はみんなお先真っ暗なのか？