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サントリー:社長に新浪氏 ローソン会長、創業家以外で初/毎日jp

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新浪剛史氏    

  

毎日新聞 2014年06月24日 11時13分(最終更新 06月24日 13時04分)

サントリーホールディングス(HD)が、ローソン会長の新浪剛史氏(55)を10月1日付で社長に迎える方針を固めたことが24日、分かった。サントリーHDの佐治信忠会長兼社長(68)は代表権のある会長職にとどまり、経営全体を統括する。サントリーで創業家以外がトップに就任するのは初めて。ローソンの海外展開などで経営実績のある新浪氏を迎え、酒類や食品などの国際展開を強化する。

 佐治氏は24日午前、東京都内で記者団に「昨秋に就任を要請した。新浪氏は(サントリーの企業文化である)『やってみなはれ精神』 を持っている」と述べた。7月1日に臨時取締役会を開き、正式に内定する。

 サントリーHDは1899年に鳥井信治郎氏が前身の「鳥井商店」創業後、4代続けて一族が社長を務めてきた。佐治氏は鳥井氏の孫で、2001年に3代目社長の鳥井信一郎氏の後継としてサントリー(当時)社長に昇格し、持ち株会社制に移行した09年にサントリーHD社長に就いた。創業家出身者には、HD傘下のサントリー食品インターナショナル(SBF)の社長を務める鳥井信宏氏(48)がいるが、SBFは昨年7月に株式上場を果たしたばかりで、当面は同社の経営に専念する。

    

 新浪氏は三菱商事を経て02年、ローソン社長に就任。100円ショップと生鮮食品スーパーを兼ね備えた 「ローソンストア100」 など店舗展開の多角化を進めたほか、中国を中心とする海外展開も加速させた。論客としても知られ、経済同友会の副代表幹事や、政府の産業競争力会議の民間議員を務めている。

 佐治氏は、変化の激しいコンビニエンスストア業界で10年以上にわたって改革を進めた新浪氏の経営手腕を高く評価。新浪氏は今年5月にローソン社長を退任し、代表権のない会長について経営の一線から退いていた。サントリーHDは今年5月にはバーボンウイスキー「ジムビーム」で知られる米ビーム社を約1兆6000億円で買収するなど積極的に事業を拡大している。世界で勝ち抜くため、後継は創業家に限らず、指導力に優れ、経験豊富な人材を登用することにした。

 サントリー以外でも、資生堂で元日本コカ・コーラ社長の魚谷雅彦氏が今年4月、社長に就任するなど、企業外部の人材を経営トップに招く例は増えている。外部で経営実績を上げた人材の登用は、社内のしがらみにとらわれず、企業の競争力やガバナンス(企業統治)の強化への期待が高まっていることが背景にあるといえる。【神崎修一、山口知】

  

  これは驚きだ。サントリーは、確か2009年まで株式を公開していなかったと思うが、いわゆる同族会社が外から社長を迎えるとは会社の大きなかじ取りの変更だろう。どんな会社なのかは知らないが、ひょっとしてごま摺りが罷り通っていた世界が実力本位の会社に生まれ変わるかも知れない(笑)。これはあくまでも小父さんの想像だ。

 いやー、新しい時代の企業ってこんななんだろう。コンビニの、100円ショップの社長がサントリーの社長になるなんて昔だったらあり得なかっただろうね。でも新浪剛史さんは一味も二味も違う人なんだろう。NHKの『ファミリーヒストリー』で新浪剛史さんの顔と名前を覚えたくらいだったが、いやー凄いもんだ。日本の旧態以前の会社よ右にならえだ!(笑)


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