今日は大阪工業大学を出られてまもなくの1966年にカナダへの海外移住をされた牧野隆行さんのカナダでの生活を聞かせていただいた。カナダは世界で2番目の面積を持ち、東と西の時差は6時間、横断するには3,000kmの距離だそうな。公用語は英語とフランス語という。
日本からは船で渡り、最初に上の地図1のサスカチュワン州(面積が日本と同じくらい)で日本のNTTのような会社に就職、日本で英会話の勉強をしていたが日常会話が分かるようになったのは5〜6ヶ月後だそうだ。初任給は日本では3万円くらいの頃、400カナダドルをもらう。1970年にはドイツ系アメリカ人の女性と結婚して家も購入したが、2,600カナダドル(日本円で100万円未満)。家を売った70歳代の夫婦はキャンピングカーのトレーラーを買って国中を回るのだという。
日本の家は土地が高いがカナダの土地はただみたいなもの。広い敷地に犬2匹に猫6匹飼っていたが、家のリフォームや車の修理はすべて自分でやるのだそうだ。次に2のカルガリーオリンピックが開かれたアルバータ州の電力会社に転職。アルバータ州では太陽が地平線から上がり、地平線に沈むような農地もあったそうな。オタワ等都市部の住宅は中国の金持ちの流入などで高騰しているが内陸部は非常に暮らし易い。
このような感じで滔々と約2時間、カナダの話題が続いた。現在はSecond Life in Canadaへのお手伝い、カナダ下見ツアー企画、現地ガイド、などなどをされているとか。いろんな人生があるんだということをまた知った。
下の写真はちょうど大阪万博が開催されている時だったので日本から駆けつけた妹さんも交えて“大阪エキスポトリオ”という名のフォークソング活動を始めた時のものだそうだ。