マレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便と関係する可能性がある2つの物体が見つかったとされるインド洋(Indian Ocean)の海域を示した図。(c)AFP
2014年03月20日 15:29 発信地:シドニー/オーストラリア/AFPBBNews
【3月20日 AFP】(一部更新、図解追加)オーストラリア当局は20日、約2週間にわたり消息を絶ったままのマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便と関係があるかもしれない2つの物体が、衛星画像の分析により、インド洋(Indian Ocean)南部の海上で見つかったと発表した。
トニー・アボット(Tony Abbott)首相は、これを「新たな信頼できる情報」と強調している。
同国西部パース(Perth)から南西へ約2500キロの海域に、同国空軍の哨戒機「オライオン(Orion)」が向かっており、さらに監視機3機も向かう予定だ。
オーストラリア海洋安全局(Australian Maritime Safety Authority、AMSA)のジョン・ヤング(John Young)氏は記者会見で、「これらの物体は比較的(輪郭が)ぼんやりしている」ことから、「水で覆われ、水面近くを浮き沈みしているとみられる」と述べた。2つの物体のうち、大きい方の幅は「24メートルと推測され」、もう1つはそれより小さいという。「これは、今のところわれわれが手にしている最大の手がかりだ」と同氏は述べている。(c)AFP
不明機の乗客はなぜ携帯電話を使わなかったのか?
2014年03月20日 12:06 発信地:バンコク/タイ
【図解】MH370便 消息途絶の経緯
2014年03月19日 10:32 発信地:マレーシア
不明機機長、シミュレーターのデータを一部消去 復元にFBI協力へ
2014年03月20日 09:38 発信地:クアラルンプール/マレーシア
家族の方は、精神的にもクタクタになられていることを想像するとお気の毒だが、この科学の発達した世の中で一体全体何が起こったんだろう?衛星、レーダー、通信機器、スマホ、軍隊までがあって、日本の自衛隊も捜索に加わっているよね。
ミステリという表現は失礼かも知れないがやっぱりミステリだね。
追記
余録:タイタニック号の遭難の少し前に…
毎日新聞 2014年03月21日 00時28分(最終更新 03月21日 00時29分)
タイタニック号の遭難の少し前に欧米ジャーナリズムを騒がせたのが英国貨客船ワラタ号の謎の失踪(しっそう)だった。1909年、乗員乗客211人を乗せて南アフリカ沖のインド洋で忽然(こつぜん)と消息を絶ったのだ▲ワラタ号は総トン数1万6000トン、前年完成した新鋭船で、当時の悪天候はこの大船を脅かすほどではなかった。なのに貨物船を追い越したのを最後に姿を消し、大規模な長期の捜索にもかかわらず浮遊物をはじめとする海難の痕跡が何一つ見つからなかったのだ▲事件は海洋怪奇談にされ、多くの小説や詩が書かれた。乗客が絶海の孤島で新世界を作る物語や、船をのみ込む巨大生物、ビンに入った乗客からの手紙などの話である。現にこの記述も日本の実録作家、牧逸馬(まき・いつま)林不忘(はやし・ふぼう)が書いた「沈黙の水平線」の受け売りである▲一方、旅客機の遭難としてはかつてない奇怪な様相を見せるマレーシア航空機(乗員乗客239人)の行方不明事件である。実は同機が自ら通信を絶ち、変針して6時間以上も飛行を続けていたというデータが発表されたのは、消息途絶後1週間もたってからだった▲機はカザフスタン方面か、南インド洋のいずれかに向かったことを示すこのデータである。日本の自衛隊機を含む諸国の捜索が続く中、きのうは南インド洋で機体の一部とも思われる物体が衛星で見つかったと伝えられた。豪航空機や艦船がこの海域で捜索に入った▲ハイジャックか、乗務員の故意か。何が起こったのかまるで分からぬここまでの経過である。こうなれば239人のどこかでの生存という奇談を祈りたくなる失踪航空機のあまりの不可解だ。
2014年03月20日 15:29 発信地:シドニー/オーストラリア/AFPBBNews
【3月20日 AFP】(一部更新、図解追加)オーストラリア当局は20日、約2週間にわたり消息を絶ったままのマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便と関係があるかもしれない2つの物体が、衛星画像の分析により、インド洋(Indian Ocean)南部の海上で見つかったと発表した。
トニー・アボット(Tony Abbott)首相は、これを「新たな信頼できる情報」と強調している。
同国西部パース(Perth)から南西へ約2500キロの海域に、同国空軍の哨戒機「オライオン(Orion)」が向かっており、さらに監視機3機も向かう予定だ。
オーストラリア海洋安全局(Australian Maritime Safety Authority、AMSA)のジョン・ヤング(John Young)氏は記者会見で、「これらの物体は比較的(輪郭が)ぼんやりしている」ことから、「水で覆われ、水面近くを浮き沈みしているとみられる」と述べた。2つの物体のうち、大きい方の幅は「24メートルと推測され」、もう1つはそれより小さいという。「これは、今のところわれわれが手にしている最大の手がかりだ」と同氏は述べている。(c)AFP
不明機の乗客はなぜ携帯電話を使わなかったのか?
2014年03月20日 12:06 発信地:バンコク/タイ
【図解】MH370便 消息途絶の経緯
2014年03月19日 10:32 発信地:マレーシア
不明機機長、シミュレーターのデータを一部消去 復元にFBI協力へ
2014年03月20日 09:38 発信地:クアラルンプール/マレーシア
家族の方は、精神的にもクタクタになられていることを想像するとお気の毒だが、この科学の発達した世の中で一体全体何が起こったんだろう?衛星、レーダー、通信機器、スマホ、軍隊までがあって、日本の自衛隊も捜索に加わっているよね。
ミステリという表現は失礼かも知れないがやっぱりミステリだね。
追記
余録:タイタニック号の遭難の少し前に…
毎日新聞 2014年03月21日 00時28分(最終更新 03月21日 00時29分)
タイタニック号の遭難の少し前に欧米ジャーナリズムを騒がせたのが英国貨客船ワラタ号の謎の失踪(しっそう)だった。1909年、乗員乗客211人を乗せて南アフリカ沖のインド洋で忽然(こつぜん)と消息を絶ったのだ▲ワラタ号は総トン数1万6000トン、前年完成した新鋭船で、当時の悪天候はこの大船を脅かすほどではなかった。なのに貨物船を追い越したのを最後に姿を消し、大規模な長期の捜索にもかかわらず浮遊物をはじめとする海難の痕跡が何一つ見つからなかったのだ▲事件は海洋怪奇談にされ、多くの小説や詩が書かれた。乗客が絶海の孤島で新世界を作る物語や、船をのみ込む巨大生物、ビンに入った乗客からの手紙などの話である。現にこの記述も日本の実録作家、牧逸馬(まき・いつま)林不忘(はやし・ふぼう)が書いた「沈黙の水平線」の受け売りである▲一方、旅客機の遭難としてはかつてない奇怪な様相を見せるマレーシア航空機(乗員乗客239人)の行方不明事件である。実は同機が自ら通信を絶ち、変針して6時間以上も飛行を続けていたというデータが発表されたのは、消息途絶後1週間もたってからだった▲機はカザフスタン方面か、南インド洋のいずれかに向かったことを示すこのデータである。日本の自衛隊機を含む諸国の捜索が続く中、きのうは南インド洋で機体の一部とも思われる物体が衛星で見つかったと伝えられた。豪航空機や艦船がこの海域で捜索に入った▲ハイジャックか、乗務員の故意か。何が起こったのかまるで分からぬここまでの経過である。こうなれば239人のどこかでの生存という奇談を祈りたくなる失踪航空機のあまりの不可解だ。