牧太郎の大きな声では言えないが…:あの銅像を無視する/毎日jp
毎日新聞 2014年03月18日 東京夕刊
初代首相、伊藤博文を「テロリスト」という人はいないだろう。日本銀行券1000円券の肖像になった人物がテロリストであるはずはない。
しかし……幕末、高杉晋作、桂小五郎らと共に、伊藤が尊王攘夷(じょうい)運動の先頭に立った時代である。文久2(1862)年12月21日、朝廷と幕府・諸藩を結びつける「公武合体論者」の幕臣・塙次郎と加藤甲次郎が何者かに襲撃され、翌日、死亡した。
その下手人は長いこと伏せられていたが、元幕臣で「日本資本主義の父」と言われた渋沢栄一が60年後の大正10(1921)年、「殺したのは伊藤博文と山尾庸三」と真相を明らかにした。山尾は長州藩士の次男で、維新後、法制局の初代長官になった人物である。
伊藤と山尾が「テロリスト」と言われないのは、日本人が「明治維新」という革命を認めているからである。テロ行為の是非は政治的意義で左右される。
初代韓国統監・伊藤博文を暗殺した安重根の銅像が、暗殺現場のハルビン駅に建ったのは不愉快である。が、「深追いすべき問題」なのだろうか?
暗殺はテロ行為。さすれば、その政治的意義、つまり抗日闘争活動の意義が論じられることになる。
朴 槿惠(パク・クネ)大統領と安倍総理
さまざまな意見が両国にある。しかし、それを言い出したら、日韓はまた「歴史認識の平行線」に迷い込んでしまう。
従軍慰安婦問題だけではない。韓国には、国語教育、創氏改名などで「史実に反する思い込み」が多い。粘り強く反論し続けていく必要はある。が、日本が朝鮮半島へ影響力を増していく中で起こったテロ行為である。
主君の敵を討った赤穂浪士を「テロリスト」という人はいない。「敵討ち」でしか、彼らは幕府に抗議することができなかった。安重根のテロ行為も「暗殺」しか手段がなかった?
愛国心の発露として「安重根の銅像」に反対する気持ちは分かる。が、当の伊藤は「本当の愛国心とか勇気とかいうものは、肩をそびやかしたり、目を怒らしたりするようなものではない」と話している。
日米韓首脳会談の実現に向け、水面下の動きが急!と聞いた。時と場合によっては「見て見ないふり」をするのも「賢い外交」ではあるまいか?(専門編集委員)
牧太郎さんに賛成です。あまり深くは勉強していないがドイツとフランスの歴史を考えてみる限り、この両国の関係に大いに学ぶべきだと思う。そもそもEU(欧州連合)たるものはこの2国が作っているんですよ。
総理の安倍さんは戦争好きだけど国家主義やナショナリズムは決していいことはない!前世期の遺物だよ。
NHKの経済番組Biz+サンデーで知って小父さんも驚いたけど、世界のスマホシェア(2013年)は、1位は韓国の サムスン31.3%、2位 米国アップル 15.2%、3位と4位は中国のファーウェイ 4.8%・レノボ 4.7%、5位も韓国のJG 4.5%だそうだ。ファーウェイは日本のソニーの出荷台数で1000万台上回っている。だけどスマホ部品の60%は日本製だとか(笑)。そして日本国内のスマホシェアは、1位 アップル 46%、2位 ソニー 16%、3位 シャープ 12%、4位 富士通 8%、5位は韓国のサムスン 7%だそうだ。。
話は又飛ぶが、フィギュアスケートのキム・ヨナさんが強いことを認めざるを得ないのと同時に韓国の力量を見下げてばかりいては気がついたら日本の方が井の中のカワズになってしまう。