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映画 『モリエール 恋こそ喜劇』(公開:2007年 フランス、2010年 日本) 

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映画のストーリー
1644年のパリ。装飾業者の父を持つモリエール (ロマン・デュリス)は、仲間とともに演劇に熱中する22歳の青年だった。後に『タルチュフ』や『人間嫌い』などで喜劇王として成功するが、この頃の彼はそんな名声からはほど遠い、駆け出しの役者に過ぎなかった。だが、仲間たちと意気込んで旗揚げした劇団は、志に演技力が追いつかない上に、設立当初からの経営難もあって破産の危機に瀕する。債権者に訴えられたモリエールは、二度も投獄の憂き目に会うが、二度目の釈放の後、忽然と姿を消す。その後の彼に何が起こったのか?すべての伝記で空白になっているこの数ヶ月間のモリエールの姿を追う。そこには、彼が遭遇した奇妙な冒険と、マダムとの秘められた恋があった……。 
 
スタッフ
監督 ロラン・ティラール
脚本 ロラン・ティラール 、 グレゴワール・ヴィニェロン
撮影 ジル・アンリ
美術 フランソワーズ・デュペルテュイ
音楽 フレデリック・タルゴン (movie.walker) 



キャスト
ジャン=バティスト・ポクラン(モリエール) - ロマン・デュリス: 劇作家で俳優。
ジュルダン氏 - ファブリス・ルキーニ: 金持ちの商人。
セリメーヌ - リュディヴィーヌ・サニエ: 侯爵夫人。ジュルダン氏の想い人。
エルミール・ジュルダン - ラウラ・モランテ: ジュルダン夫人。
ドラント伯爵 - エドゥアール・ベア(フランス語版): ジュルダン氏を騙している男。実はセリメーヌの愛人。
アンリエット・ジュルダン - ファニー・ヴァレット(フランス語版): ジュルダン夫妻の娘。
ヴァレール - ゴンザーグ・モンテュエル: アンリエットの恋人。
トマ - ジリアン・ペトロフスキー: ドラント伯爵の息子。商売の仕事を望む。(ウィキペディア)



 録りだめから面白い映画を観た。今、shinkaiさんのブログで中世の色濃いイタリアを散策させていただいているので、この時代の衣装なり屋敷や建物に共通するところがたくさんあり親しみが湧いた。

 予備知識なしで観ていたがモリエールは実在の劇作家なんだ。汚らしいモリエール役の主人公が金持ちの商人の綺麗でとっても魅力的な妻・ジュルダン夫人と恋中になろうとは夢にも思わなかったが、なぜかそうなってしまう(笑)。そして金持ちの旦那のジュルダン氏が恋焦がれるセリメーヌ侯爵夫人の方は小父さんから見れば魅力に乏しい小娘にしか思えないからストーリーがすーっと理解できなかった(笑)。

 主人公モリエールの役柄も俳優・ロマン・デュリスも映画『妹の恋人』(Benny & Joon 1993年 米)のジョニー・デップにどことなく似た雰囲気だと思った。

 『モリエール 恋こそ喜劇』はフランスでは180万人を動員する大ヒットでモスクワ映画祭観客賞、男優賞受賞。第33回セザール賞では助演男優賞、脚本賞、美術賞、衣装デザイン賞にノミネートされた。日本では、2007年3月にフランス映画祭(第15回)にて上映され観客賞を受賞したんだとか。


   
 

映画『モリエール 恋こそ喜劇』予告編  

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