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追悼の光、夜空彩る   「神戸ルミナリエ」始まる SankeiPhoto

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  光の壁掛けの輝きの中を歩く大勢の見物客=5日午後6時45分、神戸市中央区(頼光和弘撮影)  2013.12.05 SankeiPhoto 

  
 光の回廊を歩く大勢の見物客=5日午後6時15分、神戸市中央区(頼光和弘撮影) 


  

阪神大震災の犠牲者を追悼する光の祭典「神戸ルミナリエ」が5日、神戸市中央区で始まり、温かみのある色とりどりの光が冬の夜空を彩った。

 19回目となる今回のテーマは「光の記憶」。午後6時すぎ、旧外国人居留地の通り約270メートルに設置された24基のアーチが点灯すると、来場者は口々に「きれい」と歓声を上げた。犠牲者追悼のモニュメントがある「東遊園地」の広場には高さ約18メートルの光の装飾が円形に設置された。

 使用された電球は約20万個。平日は午後6時、土日は午後5時に点灯。16日まで。期間中は約350万人の来場を見込んでいる。




 もう19回目にもなるのか。この神戸ルミナリエが始まった時に、小父さんはこの沿道沿いのデパートの復興工事現場に入っていた。昼夜兼行の大突貫工事で日本中から集まって来た現場監督と過ごしていた。

 そんな時に真横でこの催しがはじまり、18時の点灯になると大きな歓声が事務所に毎日聴こえてきたものだ。この電飾を観るための観光バスも全国から物凄い数が集まって来ていたが、たぶん、皆さん被災した神戸の街も見て帰られたと思う。

 ルミナリエとは、源のイタリア語では、「luminaria」の複数形「luminarie」であり、小電球などによる光の装飾(イルミネーション)の事を言うそうだが、この祭典の固有名詞にもなった気がする。今はどうなんだろう?スタートした頃は、歩道の敷き石をはがして基礎を作ったり、たぶんイタリアから運んで来た丸太材を、ありとあらゆるところから針金で引っ張って建てて電飾の取りつけに使っていた。

 それまでに見たことがない色彩なので誰もがうっとりし、震災の犠牲に会われた方々の気持ちは癒やされたと思う。企業などの寄付も減ってか毎年開催が危ぶまれているが、今年は来年にむけての募金がてらに出掛けてみようかな。

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