発信箱:ネット選挙同期生=福本容子(論説委員)
毎日新聞 2013年07月12日 02時00分
憲法9条は、この国を象徴するくらい大事。だけど、今回の選挙ではそんなに争点になっていない。有権者の関心事は主に経済、所得格差、それにインドとの関係である。
ブータン王国の選挙だ。13日が投票日。憲法9条というのは、世界的に有名になった、国民総生産ならぬ国民総幸福(GNH)について。これを増やすことこそ政策の根幹ですよ、とある。
ブータンの国民議会選挙は史上2回目だ。21世紀になって憲法ができるまで、王様が圧倒的力を握っていた。初選挙の前には、「青党」「赤党」「黄党」など仮想政党で、投票の練習もした。
それが、と言っては失礼だけど、今回一気にインターネット選挙運動だ。フェイスブックやツイッターがフル活躍。しかも英語で、が多いから国外への発信力も抜群である。「ブータノミクス」というサイトはその一つ。政治について市民が連日盛んに投稿し、議論している。政権党に辛らつな声、風刺画像がいっぱい。GNHを皮肉ったもの、「与党を選ばない16の理由」という投稿も。
サイトは今年初め突然、国内からのアクセスができなくなった。批判を嫌った政権が通信会社にストップをかけたとの説。でも、アクセスできるフェイスブックなどを経由して活動を継続中だ。
アクセス不能になった時、首相あてに公開レターが送られた。「批判を受け止められない政権って、どうやって機能していくのでしょう。政治家が批判を受けるのは当然。どう応じるかが問われる」。有権者やメディアからの批判を「中傷」と抑え込むのか、あえてさらされ成長するのか。
ネット選挙運動では同期生のブータンと日本。良い意味で競争だ。
ブータンも我々の尺度から見たらそんなに幸せでもないのかな?インターネット選挙ね〜。むしろマスコミが発達してない国の方が重要度が増すのではないかな?正直、日本のインターネット選挙など一度も見たことはない。毎日のテレビや新聞でも十分すぎる。果たして、日本でのネット選挙と投票率アップの効果は出るのだろうか?
ネットを駆使する若い人の感心度が増すかな〜?小父さん的には以前に橋下徹 (t_ishin) on Twitterとノーモア橋下徹 (jst0101) on Twitterの二つを覗き見に行っていた!(笑)