今回は4月1日から始まった連続テレビ小説「虎に翼」を取り上げます。主人公のモデルで日本初の女性弁護士の1人、三淵嘉子さんと、ドラマのテーマの一つ、「男女平等」についてお伝えします。(抜粋)
【三淵さんは女性初の弁護士の1人】・・・・・
この方が三淵さんです。昭和54年、横浜家庭裁判所の所長を最後に退官した際のニュース映像です。
【嘉子と寅子その人生】
Q:戦前、女性は弁護士にしかなれなかった、司法の世界も男女差別があったのですね。
A:三淵さんは1938年に現在の「司法試験」にあたる試験に合格し、1940年に初の女性弁護士の1人になります。
こちら三淵さんの家族の写真です。
旧姓は武藤さんです。お父さんは貞雄さん。お母さんはノブさん。そのほかは弟たちです。ドラマだとお父さんは岡部たかしさん、お母さんは石田ゆり子さんが演じています。実際の貞雄さんは台湾銀行に勤めていて、アメリカ勤務の経験があります。
このため娘に「何か専門の仕事を持つための勉強をしなさい」と勧めたんです。彼女は1932年に明治大学専門部女子部法科に入学します。当時、東京で女性が「正規の学生」として法律を学ぶことができる学校だったということです。女性の法的な立場は当時とても弱く、そんな女性が法律を学ぶというのは、とても珍しいことでした。
Q:主人公が日本国憲法の新聞記事を見ているシーンがありました。
A:冒頭は戦後のシーンです。彼女は身近な人を数多く失って、つらい日々が続きます。
しかし、新しい日本国憲法ができて、そこには「男女平等」が明記されたことを知ります。そこで彼女は歩き出す力を得る、ここは象徴的な場面なんです。
へへへ、けっこうお堅いストーリーを面白く描いていますね。
テレビでは、ドラマのモデルの三淵嘉子さんの映像インタビュー(上から二番目のニュース映像)や、ラジオでの録音放送がありました。とても柔和な印象で好感が持てる方でした。人間的に大きな人は全然偉そうにしていませんね。
全文はこちらから見ることが出来ます 「虎に翼」解説 三淵嘉子と“男女平等”
【三淵さんは女性初の弁護士の1人】・・・・・
この方が三淵さんです。昭和54年、横浜家庭裁判所の所長を最後に退官した際のニュース映像です。
【嘉子と寅子その人生】
Q:戦前、女性は弁護士にしかなれなかった、司法の世界も男女差別があったのですね。
A:三淵さんは1938年に現在の「司法試験」にあたる試験に合格し、1940年に初の女性弁護士の1人になります。
こちら三淵さんの家族の写真です。
旧姓は武藤さんです。お父さんは貞雄さん。お母さんはノブさん。そのほかは弟たちです。ドラマだとお父さんは岡部たかしさん、お母さんは石田ゆり子さんが演じています。実際の貞雄さんは台湾銀行に勤めていて、アメリカ勤務の経験があります。
このため娘に「何か専門の仕事を持つための勉強をしなさい」と勧めたんです。彼女は1932年に明治大学専門部女子部法科に入学します。当時、東京で女性が「正規の学生」として法律を学ぶことができる学校だったということです。女性の法的な立場は当時とても弱く、そんな女性が法律を学ぶというのは、とても珍しいことでした。
Q:主人公が日本国憲法の新聞記事を見ているシーンがありました。
A:冒頭は戦後のシーンです。彼女は身近な人を数多く失って、つらい日々が続きます。
しかし、新しい日本国憲法ができて、そこには「男女平等」が明記されたことを知ります。そこで彼女は歩き出す力を得る、ここは象徴的な場面なんです。
へへへ、けっこうお堅いストーリーを面白く描いていますね。
テレビでは、ドラマのモデルの三淵嘉子さんの映像インタビュー(上から二番目のニュース映像)や、ラジオでの録音放送がありました。とても柔和な印象で好感が持てる方でした。人間的に大きな人は全然偉そうにしていませんね。
全文はこちらから見ることが出来ます 「虎に翼」解説 三淵嘉子と“男女平等”