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高倉健の映画『鉄道員(ぽっぽや)』 1999年 / BS松竹東急

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左は佐藤乙松(高倉健)、過酷な共に過酷な蒸気機関車のカマ焚き・機関士を経て、幌舞駅長を任じられる。

 BS松竹東急なるチャンネルで高倉健さんの映画作品を連日放送するPRを見て、即録画予約。この作品良かったな~、とても得した気分だ。

 私が育った福岡の家の近くには、単線で蒸気機関車とディーゼル機関車が走っていたので(国鉄筑肥線)、SLと共に育ったようなものだ。映像で走っている姿が眩しく感じられた。存じ上げないのだが降旗康男監督がこの美しい映像を撮られたのだろう。

 さてさて高倉健さんと大竹しのぶさんの演技がとても良かったし、原作の浅田次郎さんの著作が素晴らしい。

 高倉健さんは、映画『あなたへ』では、主演なのに、全国を渡り歩いている出店屋の草彅剛氏の小使いみたいなことまで見事に演じていたし、大竹しのぶさんの作品では初演だったのか?青春の門(1975年 監督:浦山桐郎) - 牧織江 役を思い出していた。当時18歳で妊娠して大きなお腹を抱えて歩く様子(演技)が上手なので観客から笑い声が聞こえたものだが、今ではミュージカルでも何でこなす大御所だと思っている。

追記 健さん、平成25年(2013年)に映画俳優として、ノーベル賞受賞者の本庶佑さんとともに、文化勲章を受章者されているんだね。今知った!(汗)

主なcastは、高倉健、大竹しのぶ、広末涼子、吉岡秀隆、安藤政信、平田満、中本賢、板東英二、本田博太郎、石橋蓮司、志村けん、奈良岡朋子、田中好子、小林稔侍の方々。



鉄道員(ぽっぽや)(予告編)



ストーリー
 北の果ての小さな終着駅で、不器用なまでに真っすぐに、鉄道員(ぽっぽや)一筋の人生を送ってきた一人の男。

 一人娘を亡くした日も、愛する妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた・・・。
男の名は佐藤乙松(おとまつ:高倉健)。今年で定年を迎える乙松は、彼と運命を共にするように廃線が決まった北海道のローカル線の駅長だった。
駅を守り続けながらも、かつて愛する妻(大竹しのぶ)と幼い一人娘の命さえ守れなかった苦い悔恨は、乙松の心に深く宿っていた。

 降りしきる雪に汽車が何分遅れようとも、制帽を目深にかぶり、背すじを伸ばして、氷点下30℃近い極寒のプラットフォームに立ち続ける乙松の姿は、まるで自分自身に厳しい罰を与えているかのようだった・・・。

 そんなある日、いつものように気動車を見送り、ホームの雪掻きをしていた乙松のもとへ、愛らしい少女がやって来る。
見慣れない顔に、この町の子ではないなと思う乙松。「今度一年生になるの!」あどけない笑顔で話す少女の手には、時代遅れの人形が抱かれていた。二言三言の会話を残して風のように走り去ってゆく少女を、目を細めて見送る乙松・・・。
ありふれた日々の、なにげない出来事のように思えたこの出会いこそ、孤独な乙松の人生に訪れた、やさしい時間の始まりだった・・・。~ 東映オフィシャルサイトから



高倉健さん|第23回 日本アカデミー賞受賞式の模様(平成11年)


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