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余録 / 東京・高円寺には古着店が… / 毎日新聞

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毎日新聞 2023/12/18 東京朝刊

 東京・高円寺には古着店が集積する。路地裏を巡って店に入ると、所狭しとつるされた商品の量に圧倒される。この中から掘り出し物を見つけるのが、古着探しの醍醐味(だいごみ)という

▲衣服のリサイクルは昔からあるが、時代によって形は異なる。江戸庶民の暮らしは古着なしに成り立たない。戦後は米軍の払い下げが上野や浅草に並んだ。年代もののジーンズなどビンテージをめでるファンが増えたのは平成以降か

▲近年はフリマサイトの存在感が高まる。循環型社会につながればいいが、かえって買い替えを促さないか心配もしてしまう。国内で1年間に供給される衣料品の約6割はゴミになる。生産時に大量の石油や水を使うアパレル業界は、国連機関から「環境汚染産業」のレッテルを貼られたこともある

▲売れ残った衣服や靴の廃棄を禁じる方針を、欧州連合(EU)が打ち出した。リサイクルを促し環境負荷を軽減するという。大量生産のファストファッションは無駄をなくす取り組みを迫られる

▲企業は存外したたかだ。古着中心のファッションショーを開いたのはフリマアプリのメルカリである。ブラックフライデーと呼ばれる大型セールをもじって「グリーンフライデー」と銘打ち、持続可能な消費への貢献をアピールする。着古しを再生するサービスも広がる

▲こうした試みが流行に終わらず、根付くかどうか。ジングルベルの音色に財布のひもが緩みがちな年の瀬だが、贈り物にも社会変革の潮流を取り込むセンスが問われそうだ。

  時々耳にしていたメルカリってそういうことか!六本木ヒルズ森タワーに本社があるんだって。所帯を持っってから、息子も利用しているのかな?
私が小・中学校で活動していたボーイスカウトでは左のような米軍の払い下げテントを利用して(写真はフランス軍のものだけど)、
雨合羽も払い下げのポンチョを使っていたのだが、現在は払い下げのお洒落時代が到来していたのか!

 頭の価格付の古着一覧は、このコラムの毎日webに掲載されていたものだが、一番下の左端のキャップが¥4,300だとは!!!キャップは私の趣味なのだがPOLOって書いてあるね(汗)

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