ポケットチーフを整える職員。おしゃれな装いで気持ちも明るく=13日午前、神戸市役所(撮影・峰大二郎) 神戸新聞
2013年5月20日 きょうのコラム「時鐘」 北國新聞
クールビズの季節(きせつ)である。涼(すず)しいのはいいが、男のファッションセンスが試(ため)され、毎日汗(あせ)をかく
神戸市役所ではファッションの街をPRしようと月曜日をスタイリッシュデーに決めて幹部らがポケットチーフを挿(さ)して会議(かいぎ)に臨(のぞ)んだという。ネクタイはだれでも締(し)めるが、ポケットチーフで決める公務員(こうむいん)はそう多くないだろう
北陸の役所でもかつて金曜日をカジュアルデーとしてラフな服装で仕事をしようと呼びかけたことがある。だが、カジュアルとは名ばかり。無粋(ぶすい)なシャツ姿になるケースが目立ち評判(ひょうばん)が悪かった。今や影(かげ)も形(かたち)もない
国民栄誉賞(こくみんえいよしょう)の授賞式(じゅしょうしき)で長嶋(ながしま)さんと松井さんがおそろいのスーツとネクタイで登場したのを思い出す。よく見るとポケットチーフの形が違った。長嶋さんはカジュアル、松井さんはオーソドックス。その違いが男のセンスというものだろう
クールビズで、腹回(はらまわ)りが目立ち、ポケットチーフを挿す勇気もない。願(ねが)いもしないのに上から自由が与えられ、戸惑(とまど)ったあげくに昔の規制社会(きせいしゃかい)のほうが良かったと思う愚民(ぐみん)の話を、自嘲気味(じちょうぎみ)に思い出す季節である。
先週の土曜日の朝はトレッキングに出掛ける為にJRの駅から列車に乗り込もうとしたら、ダークスーツ姿にきちんとネクタイを締めて鞄をぶらさげている何人かといっしょになった。「ああ、今日は仕事に行く人もいるんだ!」と思ったものだ。
それにしても神戸のスタイリッシュデーに北陸のカジュアルデーってぇーのは大変だね。小父さんもポケットチーフも似合わないから、そんなことに遭遇したら困ってしまう。そう言えば、会社で特に若い女子社員の服が派手にならないようにか、そんなマニュアルが社内のネットに掲載されたこともあったな〜。
やはり、日本人は洋服に身を包む習慣に慣れていないのかな?ヘヤースタイルも最近はだいぶ個性的にはなったものの、上から下まで画一的なイメージから抜け出せない気もする。
今日も訪問 ありがとうございます。
良かったら 下記のバーナーをクリック よろしくお願いします。
にほんブログ村
2013年5月20日 きょうのコラム「時鐘」 北國新聞
クールビズの季節(きせつ)である。涼(すず)しいのはいいが、男のファッションセンスが試(ため)され、毎日汗(あせ)をかく
神戸市役所ではファッションの街をPRしようと月曜日をスタイリッシュデーに決めて幹部らがポケットチーフを挿(さ)して会議(かいぎ)に臨(のぞ)んだという。ネクタイはだれでも締(し)めるが、ポケットチーフで決める公務員(こうむいん)はそう多くないだろう
北陸の役所でもかつて金曜日をカジュアルデーとしてラフな服装で仕事をしようと呼びかけたことがある。だが、カジュアルとは名ばかり。無粋(ぶすい)なシャツ姿になるケースが目立ち評判(ひょうばん)が悪かった。今や影(かげ)も形(かたち)もない
国民栄誉賞(こくみんえいよしょう)の授賞式(じゅしょうしき)で長嶋(ながしま)さんと松井さんがおそろいのスーツとネクタイで登場したのを思い出す。よく見るとポケットチーフの形が違った。長嶋さんはカジュアル、松井さんはオーソドックス。その違いが男のセンスというものだろう
クールビズで、腹回(はらまわ)りが目立ち、ポケットチーフを挿す勇気もない。願(ねが)いもしないのに上から自由が与えられ、戸惑(とまど)ったあげくに昔の規制社会(きせいしゃかい)のほうが良かったと思う愚民(ぐみん)の話を、自嘲気味(じちょうぎみ)に思い出す季節である。
先週の土曜日の朝はトレッキングに出掛ける為にJRの駅から列車に乗り込もうとしたら、ダークスーツ姿にきちんとネクタイを締めて鞄をぶらさげている何人かといっしょになった。「ああ、今日は仕事に行く人もいるんだ!」と思ったものだ。
それにしても神戸のスタイリッシュデーに北陸のカジュアルデーってぇーのは大変だね。小父さんもポケットチーフも似合わないから、そんなことに遭遇したら困ってしまう。そう言えば、会社で特に若い女子社員の服が派手にならないようにか、そんなマニュアルが社内のネットに掲載されたこともあったな〜。
やはり、日本人は洋服に身を包む習慣に慣れていないのかな?ヘヤースタイルも最近はだいぶ個性的にはなったものの、上から下まで画一的なイメージから抜け出せない気もする。
今日も訪問 ありがとうございます。
良かったら 下記のバーナーをクリック よろしくお願いします。
にほんブログ村