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プロ野球 阪神、日本一 38年ぶり2度目 / 毎日新聞 2023/11/6 大阪朝刊

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日本シリーズを制し、胴上げされる阪神の岡田彰布監督=京セラドーム大阪で2023年11月5日、長谷川直亮撮影

毎日新聞  2023/11/6 大阪朝刊  有料記事

 プロ野球の日本一を決める「SMBC日本シリーズ2023」は5日、大阪市の京セラドーム大阪で第7戦があり、セ・リーグの阪神タイガースがパ・リーグのオリックス・バファローズに7―1で勝って対戦成績を4勝3敗とし、1985年以来38年ぶり2度目の日本一に輝いた(1リーグ時代に4回優勝)。

 オリックスは2年連続6度目(阪急時代を含む)の日本シリーズ制覇はならなかった。

 阪神は第6戦で敗れて3勝3敗のタイに持ち込まれたが、第7戦に勝って頂点に立った。今季15年ぶりに阪神を率いた岡田彰布監督は、監督としては初の日本一となった。前回日本一となった85年は当時の吉田義男監督が岡田監督やランディ・バースさん、掛布雅之さんらを擁する強力打線を率いてリーグ優勝し、日本シリーズで西武を退けた。

 関西の球団同士の日本シリーズは南海(現ソフトバンク)が阪神に4勝3敗で競り勝った64年以来で、2度目だった。【荻野公一】

ぶれぬ愛、関西浸透

 京セラドーム大阪に詰めかけた阪神ファンの大喝采を浴びながら、縦じまのユニホームが宙に舞った。プロ野球12球団最多の観客動員数を誇る人気球団が日本一の時を迎えるのは38年ぶりで、その間に阪神以外の関西私鉄3球団は姿を消した。なぜタイガースはこれほどまでに愛されるのか。

 最初の分岐点は1950年の2リーグ制開始時にさかのぼる。南海(現ソフトバンク)、阪急(現オリックス)、近鉄(2004年にオリックスと統合)の私鉄3社が歩調を合わせてパ・リーグに加盟した中で、阪神は「裏切り」と批判も受けながらセを選んだ。

 背景には阪急とのライバル関係や、人気のある巨人との対戦という「うまみ」があった。58年に東京六大学野球のスター・長嶋茂雄さんが巨人に入団するとセは巨人を中心にさらに人気を高めていった。「阪神タイガースの正体」の著書がある井上章一・国際日本文化研究センター所長は「ジャイアンツにくっついたことが球団経営的には成功やった」と指摘する。

 関西にあった東京への「対抗心」は当時、人気と実力を備える南海が背負っていたが、59年の日本シリーズで南海が巨人を破り初の日本一に。一方の阪神は巨人の後じんを拝する年が続いていく。井上さんは「南海は恨みを晴らした。阪神は恨みを持った。関西のアンチ東京的野球好きが阪神へ移った」とみる。

 人気球団ゆえの重圧もある。85年に初の日本一に輝くも、87年は球団史上最低の勝率3割3分1厘で最下位に。当時の監督だった吉田義男さんは「天国と地獄でした」と振り返る。成績が低迷した80年代後半からは「暗黒時代」とも呼ばれた。それ以降昨年まで日本一はなく、リーグ優勝も2回にとどまっていた。

 それでもファンの心は離れなかった。チケットはないが雰囲気を味わいたいと京セラドーム近くに来ていた男性(66)は「順位だけじゃない。打倒関東、打倒読売(巨人)」。20代から甲子園に通う女性(64)は「一生懸命応援したら強なるかなって。出来の悪い子ほどかわいいやろ。関西人は情に厚いから」と笑った。良い時も、悪い時も阪神を愛してきた「熱狂的虎ファン」たちの思いに応える時が来た。

 吉田さんは言う。「これだけお客さんが入ってくれるのだから、阪神がプロ野球界のリーダーになってほしいですわ」。タイガースの新時代が始まろうとしている。【荻野公一】

 先ずは、阪神タイガースの日本シリーズ制覇おめでとうございます。

 九州福岡(西鉄ライオンズ本拠地)から関西にやって来た私は、先輩に西鉄ライオンズの話を持ち掛けたら、その先輩は「パリーグは興味ありまへんな~」と一蹴。1年くらい後にガチガチのタイガースファンであるその先輩は、昼間にやった阪神の勝ちゲームを、「夜ビールを飲みながらビデオテープを観るのが一番安心して楽しめる」と話していたものだ。

 関西に居たら、前日のタイガースのスコアも解っていないと日常会話も成り立たないことも理解し、その後は甲子園にも随分通った。上の記事にあるように阪神・巨人戦が野球の勝敗だけの喜びだけではなく対・東京に勝ったか負けたかの感情であることも周りの人から分かるようになった。また、それから数年後には関西にも隠れ巨人ファンがけっこうたくさん居ることも知る。関西=阪神ファンではないことをPL学園出身の桑田真澄氏と清原和博氏も立証していたね。

 私は埼玉西武ライオンズ(前身は西鉄ライオンズ)応援の為に阪急ブレーブス(オリックスの前身)西宮球場や神戸球場にも通ったのでオリックスにも親しみがあり、今回の日本シリーズを観ていたら全然知らなかったオリックスの中嶋聡監督にも魅力を感じて、自然とオリックスを応援していた。近年の私は、選手をほとんど知らないし、すっかりNPB(日本野球機構)離れしていたが結果、7日間の日本シリーズは、すべてのテレビを観て、一喜一憂していた。



 ※金曜日にメモしていました、ブログ草稿中に右目が急に見えなくなったのは、土曜日診察してもらったら、目の血液が止まったのではないかということでで、現在血の流れをよくする薬を飲んでおります。よってブログも徐々に再開していきたく思っています。

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