第71期王座戦第4局、大盤解説会の会場であいさつする、8冠を達成した藤井聡太名人=京都市東山区のウェスティン都ホテル京都で2023年10月11日午後9時16分、山崎一輝撮影
毎日新聞 2023/10/11 21:06
藤井聡太名人(21)は8冠完全制覇を果たし、「令和の大棋士」の座を揺るぎないものにした。タイトル戦以外の四つの「一般棋戦」でも直近で全て優勝を果たし、棋戦を席巻。持ち時間の短い一般棋戦は失着や番狂わせが起きやすいが、藤井名人は、最大の弱点だった時間配分への対策を講じて克服し、今や死角らしい死角が見当たらない。
藤井名人は、2021年3月に新年度の目標を聞かれ、「持ち時間の短い棋戦で結果を出す」と比較的苦戦していた一般棋戦を課題に挙げた。22年度、その言葉通り四つとも優勝し、難しい局面で時間を多く使わずに「決断よく指すことにした」と明かした。
7タイトル時代の1996年に全冠制覇した平成の王者・羽生善治九段(53)でも、四つの一般棋戦の年間制覇は果たしていない。羽生九段は「私は逆転勝ちも多かったが、藤井さんは押し切って勝つ将棋が多い」と違いを語っている。羽生九段は不利な状況を引っ繰り返す「羽生マジック」が持ち味だが、藤井名人の対局については「藤井曲線」がよく語られる。人工知能(AI)のはじき出す形勢のグラフがいったん藤井名人に傾くと、互角に戻ることなく「勝率100%」まで押し切ってしまう軌跡を表し、終盤にミスが少ない。
群を抜く強さを支えるのは、将棋への真摯(しんし)な姿勢だ。防衛を重ねても「課題を感じたので改善する」「より実力を高めたい」「記録は意識していない」と向上心を失わない。8冠達成に満足せず、最高の一手を追求していくに違いない。【丸山進】
藤井聡太名人が8冠、地元ファンら歓喜 「すごい瞬間に立ち会えた」
藤井聡太名人が8冠を達成しくす玉を割って喜ぶ人たち=愛知県瀬戸市で2023年10月11日午後9時7分、兵藤公治撮影
毎日新聞 2023/10/11 21:37
8冠を達成した藤井聡太名人の地元、愛知県瀬戸市では11日、固唾(かたず)をのんで大一番を見守ったファンが、大きな拍手で快挙をたたえ、歓喜の声を上げた。
市中心部の「せと銀座通り商店街」では、店舗のシャッターを使った「大盤実況」や盤面を映したモニターの前に人だかりができ、勝利が決まると「すごい」「やったー」と大喜び。近くに住む会社員の楠秀太さん(38)は「すごい瞬間に立ち会えた。地元民として誇らしい」と話した。
どうも大谷翔平選手にしろ、藤井聡太名人にしろ私には歴史的偉業の凄さを直感出来ない(泣)。野球に将棋を知れば知るほどその凄さ、偉大さを楽しめるんだろうね。
なにはともあれ 藤井聡太名人の8冠完全制覇、心からお祝いします。
なにしろ2017年06月22日に連勝、家族も意識せずに 見守る(藤井聡太四段の)母、裕子さん とほとんど変わらない表情と態度だから勘違いしてしまうよね。そういえば大谷翔平選手も変わらないね(笑)
毎日新聞 2023/10/11 21:06
藤井聡太名人(21)は8冠完全制覇を果たし、「令和の大棋士」の座を揺るぎないものにした。タイトル戦以外の四つの「一般棋戦」でも直近で全て優勝を果たし、棋戦を席巻。持ち時間の短い一般棋戦は失着や番狂わせが起きやすいが、藤井名人は、最大の弱点だった時間配分への対策を講じて克服し、今や死角らしい死角が見当たらない。
藤井名人は、2021年3月に新年度の目標を聞かれ、「持ち時間の短い棋戦で結果を出す」と比較的苦戦していた一般棋戦を課題に挙げた。22年度、その言葉通り四つとも優勝し、難しい局面で時間を多く使わずに「決断よく指すことにした」と明かした。
7タイトル時代の1996年に全冠制覇した平成の王者・羽生善治九段(53)でも、四つの一般棋戦の年間制覇は果たしていない。羽生九段は「私は逆転勝ちも多かったが、藤井さんは押し切って勝つ将棋が多い」と違いを語っている。羽生九段は不利な状況を引っ繰り返す「羽生マジック」が持ち味だが、藤井名人の対局については「藤井曲線」がよく語られる。人工知能(AI)のはじき出す形勢のグラフがいったん藤井名人に傾くと、互角に戻ることなく「勝率100%」まで押し切ってしまう軌跡を表し、終盤にミスが少ない。
群を抜く強さを支えるのは、将棋への真摯(しんし)な姿勢だ。防衛を重ねても「課題を感じたので改善する」「より実力を高めたい」「記録は意識していない」と向上心を失わない。8冠達成に満足せず、最高の一手を追求していくに違いない。【丸山進】
藤井聡太名人が8冠、地元ファンら歓喜 「すごい瞬間に立ち会えた」
藤井聡太名人が8冠を達成しくす玉を割って喜ぶ人たち=愛知県瀬戸市で2023年10月11日午後9時7分、兵藤公治撮影
毎日新聞 2023/10/11 21:37
8冠を達成した藤井聡太名人の地元、愛知県瀬戸市では11日、固唾(かたず)をのんで大一番を見守ったファンが、大きな拍手で快挙をたたえ、歓喜の声を上げた。
市中心部の「せと銀座通り商店街」では、店舗のシャッターを使った「大盤実況」や盤面を映したモニターの前に人だかりができ、勝利が決まると「すごい」「やったー」と大喜び。近くに住む会社員の楠秀太さん(38)は「すごい瞬間に立ち会えた。地元民として誇らしい」と話した。
どうも大谷翔平選手にしろ、藤井聡太名人にしろ私には歴史的偉業の凄さを直感出来ない(泣)。野球に将棋を知れば知るほどその凄さ、偉大さを楽しめるんだろうね。
なにはともあれ 藤井聡太名人の8冠完全制覇、心からお祝いします。
なにしろ2017年06月22日に連勝、家族も意識せずに 見守る(藤井聡太四段の)母、裕子さん とほとんど変わらない表情と態度だから勘違いしてしまうよね。そういえば大谷翔平選手も変わらないね(笑)