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余録 「情報過多」という言葉を広めたのは… / 毎日新聞

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毎日新聞 2023/7/20 東京朝刊

 「情報過多」という言葉を広めたのは半世紀以上前の世界的ベストセラー「未来の衝撃」だ。著者のアルビン・トフラーは人間の認識能力には限界があり、情報が多すぎると、理性的な判断が阻害されると説いた

▲デジタル革命で情報量が幾何級数的に伸び、スマホの普及で個人が扱う情報も飛躍的に増えている。人類はトフラーの「予言」に抗して適応できるのか。時には情報の遮断が立ち止まって考えることにつながるかもしれない

▲宮崎駿(はやお)監督の10年ぶりの新作長編アニメ映画「君たちはどう生きるか」が事前にストーリーやキャストなど情報を明らかにしないまま公開され、順調なスタートを切った。米津玄師(よねづ・けんし)さんの主題歌発表も公開後だった

▲ファンの期待を高める手法として前例はある。だが、戦前に出版され、ロングセラーとなった少年向け小説を借用したタイトルに意図を深読みしたくなる

▲旧制中学の「コペル君」の悩みに叔父が答える「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎著)。映画のストーリーとは無関係だが、主人公も読んでいる。宮崎さんは「酷(ひど)い時代にも『人間でいろ』っていうメッセージ」を受け取ったという

▲映画の倍速視聴が広まり、一部シーンをつないだ違法な「ファスト映画」も登場した。そんな情報の氾濫の中で育った世代にも予断なしに映画に向き合ってほしいのではないか。映画館近くの書店で小説とベストセラーの漫画版が平積みになっていた。映画が若者と良書をつなぐ契機になるのもいい。

 う~~~ん、朝からコラムに目を通しただけならよかったが、検索してリンクを付けて行ったら、私自身が情報過多のドヅボにはまってしまったみたいだ(笑)。

 もう錆びついてきた頭に知識を注入するよりは、長編アニメ映画を観に行った方が早わかりかも知れない?いや映画のタイトルは「爺さんたちはどう生きるか」じゃなくって「君たちは・・・」になっていたね(汗)。

 でも深い意味は知らないが、「情報過多」という言葉こそ今の時代そのもののす気がする。ワイドショーにYouTubeチャンネル、SNSに週刊誌と特に若い世代は自分が好感が持てる言葉にすぐに、飛びつきそうだ!私自身も気をつけよう!

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