この番組、分かり易いのを選んで時々観ているが、昨晩の1回目でいっぺんの虜になった(笑)。
なんでも森光子さんが主演して2000回以上の公演をやった「放浪記」は脚本・菊田一夫、演出・三木のり平でつくり上げたもので劇中の芙美子は、とても愛すべき人物で、チャーミングで庶民派、百人いたら九十人が愛せるタイプだそう。
だが、今回の解説・作家の柚木麻子さん(林芙美子の大ファン)によると原作の芙美子は優等生でなく、ユーモアとバイタリティにあふれて、ふてぶてく世の中て啖呵を切るような人物なんだとか。作家として成功した後の芙美子はかなりのワルなんだそうだ(笑)。
こんなポエムがあるんだって!
富士を観た
富士山を見た
赤い雪でも降らねば
富士をいい山だと賞(ほ)めるには当たらない
あんな山なんかに負けてなるものか
汽車の窓から何度も思った回想
尖った山の心は
私の破れた生活を脅かし
私の眼を寒々と見下ろす。(中略)
富士山よ!
お前に頭を下げない女がここにひとり立っている
お前を 嘲笑している女がここにいる。(後略)
富士山をいつもブログに載せてあるKUMIさん、marboさんごめんなさい。私は「そうだ!」とは思っていませんので・・・(笑)。でも今回放送の「『悪』の魅力」に興味を湧きたてられました。次回以降は、「お人好しの嫌われ者」「旅と食で生き返る」「『女流文学』を解き放つ」とつづくそうだ。
久々の小説も読んでみよう。
100分de名著のHPはこちら 名著131 「放浪記」林芙美子
なんでも森光子さんが主演して2000回以上の公演をやった「放浪記」は脚本・菊田一夫、演出・三木のり平でつくり上げたもので劇中の芙美子は、とても愛すべき人物で、チャーミングで庶民派、百人いたら九十人が愛せるタイプだそう。
だが、今回の解説・作家の柚木麻子さん(林芙美子の大ファン)によると原作の芙美子は優等生でなく、ユーモアとバイタリティにあふれて、ふてぶてく世の中て啖呵を切るような人物なんだとか。作家として成功した後の芙美子はかなりのワルなんだそうだ(笑)。
こんなポエムがあるんだって!
富士を観た
富士山を見た
赤い雪でも降らねば
富士をいい山だと賞(ほ)めるには当たらない
あんな山なんかに負けてなるものか
汽車の窓から何度も思った回想
尖った山の心は
私の破れた生活を脅かし
私の眼を寒々と見下ろす。(中略)
富士山よ!
お前に頭を下げない女がここにひとり立っている
お前を 嘲笑している女がここにいる。(後略)
富士山をいつもブログに載せてあるKUMIさん、marboさんごめんなさい。私は「そうだ!」とは思っていませんので・・・(笑)。でも今回放送の「『悪』の魅力」に興味を湧きたてられました。次回以降は、「お人好しの嫌われ者」「旅と食で生き返る」「『女流文学』を解き放つ」とつづくそうだ。
久々の小説も読んでみよう。
100分de名著のHPはこちら 名著131 「放浪記」林芙美子