余禄　/　「ボーナスを全部現金で支払うというのも少しウカツな話ではないか…　/　毎日新聞

上記は二輪文化を伝える会からお借りした

毎日新聞 2022/12/10　東京朝刊

　「ボーナスを全部現金で支払うというのも少しウカツな話ではないか……今後は銀行振り込み方式も考えるべきだろう」。54年前のきょう発生した「3億円事件」翌日の小欄である。巨額の現金輸送が狙われた事件後、振り込みに切り替える動きが進んだ

▲金融機関のネットワーク化が後押しした。日本初の現金自動支払機（CD）が登場したのが事件の1年後。その5年後には国家公務員給与の振り込みが始まり、その後は預け入れもできる現金自動受払機（ATM）が普及した

▲給与は現金払いが原則だが、今では利便性から振り込みを選択している人が大半だろう。近年はインターネットバンキングで銀行店舗に出向く機会も減った。来年度には「デジタル払い」が解禁され、また給与をめぐる風景が変わる

▲公務員にボーナスが支給された。年末商戦が盛り上がりに欠けるのは相次ぐ値上げのせいだろう。額面が増えても実質は目減りしている

▲防衛費の大幅増額で増税も日程に上った。家計に配慮して所得税増税は行わないそうだが、法人に負担を回せば、企業は賃上げを渋るのではないか。先行きを考えれば、コロナ禍のリベンジ消費どころではあるまい

▲「○○ペイ」の電子マネーで給与を受け取る利点の一つは各社が競うポイントを集める「ポイ活」だという。マイナポイントに節電ポイントとポイント好きの政府だ。「ポイ活」を進め自助努力で給与の目減り分を補えというのが「デジタル払い」導入の真意かと勘ぐりたくなる。

　「『ポイ活』を進め自助努力で給与の目減り分を補え」？？？何なに～、「マイナポイント」に「節電ポイント」そして、給与の「デジタル払い」！スマホを持ってはいるけど、現役でこの真っただ中で暮らしていたら、ついついスマホのボタンを押し間違えて振り込め詐欺のカモになってしまいそう！

　あ～あ、日本国の舵取りに頭でお金の計算が出来る人に座ってもらえないかな～？唐突に出て来た国葬の発想には自民党議員も黙っていたようだが、防衛費増額“財源に増税”には、自民党議員50名の内40人が拙速な増税の議論に反対ほかの意見だったと言うじゃないか！官僚さんも首相の取り巻きさんたちもお坊ちゃんんばかりなのかな～。