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映画「百花」 あすから全国公開 記憶の深淵、母の愛 / 毎日新聞

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「半分の花火が見たい……」という母の言葉が、記憶を失っていく日々の始まりだった=(C)2022「百花」製作委員会

毎日新聞 2022/9/8 東京朝刊 有料記事

「告白」「悪人」「君の名は。」などの映画プロデューサーで、作家でもある川村元気さんの同名ベストセラー小説を自ら脚本、長編初監督した映画「百花」(毎日新聞社など製作委員会)が9日、全国公開される。記憶を失っていく認知症の母百合子と息子泉の葛藤を描き、親子の情の深淵(しんえん)に迫る感動作だ。

 母親を演じたのは、黒澤明、増村保造、深作欣二、平山秀幸監督ら数々の著名監督の名作、傑作に出演してきた日本を代表する俳優、原田美枝子さん。渾身(こんしん)の力で挑んだ役への取り組み、川村監督の演出術、息子役の若手演技派菅田将暉さんへの思いなどを語ってもらった。【鈴木隆】

以下超抜粋
 原田美枝子さんは、認知症になった自身の母を描いた短編ドキュメンタリー「女優 原田ヒサ子」(20年、ネットフリックスで配信中)で監督、制作、撮影、編集を手がけ、出演もして母の人生、生きざまを見つめ直した。この作品の制作過程で「それまで私には母としか見えなかった母が、一人の人であり、女性として懸命に駆け抜けた人生を垣間見たときに、客観的に母を見て、感じることができた」と話した。その視点は本作と重なるところがある。川村監督は新型コロナウイルスが広がり始めた20年春、一度延期になった「女優 原田ヒサ子」の初日に足を運んでいた。

レコード会社に勤める青年・泉は、ピアノ教室を営み女手一つで泉を育ててきた母・百合子が記憶を失うたびに、支えていこうとする=(C)2022「百花」製作委員会

映画終盤の湖のシーンは、原田さんと菅田将暉さん、川村監督の取っ組み合いのような壮絶なシーンだ。夕方から始まった撮影が終わったのは午前2時。テストと本番が繰り返された。「川村監督のOKが出た瞬間、私は泣き出してしまい、止まらなかった。菅田さんの胸にすがって泣いていたらしいんです」と言い、「菅田さんがなだめてくれた」。その瞬間、親子が逆転した。「撮影の2カ月間、映画を通して親子を演じてきたことで初めて成立する瞬間だった」

 これ観ておきたいね!だけど近隣でコロナに感染した人も居るし、DVDが出るまで待つか~。先日テレビで原田美枝子さんが自分は15歳でデビューしたが、実母がある時「私は15歳から女優やっていたけど・・・」と話しだした時には、はっとしたと語っていたが、それが上の「短編ドキュメンタリー 女優 原田ヒサ子」なんだね。

 先ほどたまたま、以前学んでいた高齢者大学で「認知症を予防しよう」という講座を受けて投稿していた記事を見つけた。「運動・役割・遊び・人付き合い・休養」などの重要性とか今頃読んでいいことが書いてある!なんて喜んでいる。

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