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映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』2019年 / レンタルDVD

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写真はすべて2019年の東京国際映画祭オープニング上映記事BANGER!!!からお借りした。


  この映画のこと福岡のUさんのfacebookでしっかり紹介されてもう3年近くなるのか!そしてmarboさんのブログ「気ままに」でこのほど投稿されていたので、早速TSUTAYAでDVDを借りて来て楽しんだ。


諏訪さくら役倍賞千恵子(80歳)と山田洋次監督(90歳)
あらすじ(抜粋)
 物語は諏訪満男(吉岡秀隆)の妻の七回忌の法要から始まる。柴又の帝釈天の参道に昔あった「くるまや」の店舗は新しくカフェに生まれ変わり、その裏手に昔のままの住居がある。法事のあと、ひとしきり昔話に花が咲く。寅がマドンナを連れてくるたび、家中が大騒ぎだったことなど・・・あれからもう半世紀の歳月が流れたのだ。満男は、長い間サラリーマンをしていたがその合間に書いた小説が認められ小説家になっていた。そんなある日、満男の最新作の評判がよくサイン会をすることになる。ところがその列に並ぶ客の中に初恋の人、一度は結婚の約束までした女性、及川泉(後藤久美子)の姿を見て呆然となる。~ウイキペディア


UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)勤務のイズミ・ブルーナ(及川泉)役後藤久美子(47歳)と諏訪満男役吉岡秀隆(51歳)

 映画が始まると、marboさん映画から引用されていた満男が、”人間は何のために生きてんのかな”と聞くと、寅さんはこう答える。”難しいこと聞くなぁ、お前は・・何と言うかな、あぁ生まれてきてよかった、そう思うことが何べんかあるだろう。人間そのために生きてんじゃねえのかなぁ”がいきなり出て来た。

 そしてUNHCRのイズミ・ブルーナがシリアの難民のことをスライドとともに講演している様子も出て来て、山田監督の世の中に対する視点の鋭さにも感心した。監督は確か子供の頃から落語に親しんでいたんだと思うが、 木村拓哉主演の『武士の一分』でもふとそんな可笑しみも感じた。とにかく脚本の細やかさと言うか、画面の後ろの脇にも凝った演技が挿入されていることに目が行ってしまう(笑)。

 この映画はもちろん寅サンシリーズの切り取りなのか、車寅次郎の渥美清さんも存分に出てくる。観がいがあった。


諏訪博役の前田吟(78歳)とリリー役の浅丘ルリ子(81歳)と諏訪さくら役


  
イズミ・ブルーナ(及川泉)役に諏訪満男役とイズミ・ブルーナの母・原礼子役夏木マリ(69歳)

 さあ次は、不運にも亡くなった志村けんさんの代役で沢田研二氏が出演した山田監督の『キネマの神様』も観なくては!

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3/15 添付

『男はつらいよ お帰り 寅さん』レッドカーペット&オープニング上映舞台挨拶

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