毎日新聞 2022/1/11 東京夕刊
富士山にちなんだ課題に全国の児童、生徒が挑戦するコンクール「富士山書き初め2022」の受賞作が決まった。小学生から高校生まで計1万3292点の応募があった。最優秀賞をはじめ各賞に選ばれた作品は27日から静岡、山梨両県の会場で巡回展示される。
対象は▽小学生低学年▽小学生高学年▽中学生▽高校生――の4部門。子どもたちに富士山をもっと身近に感じてもらう目的でスタートし、今年で5回を数える。
課題は▽小学生低学年=ふじ、かさ雲▽小学生高学年=富士山、初雪▽中学生=世界遺産、富士登山▽高校生=霊峰富士、正岡子規の句「若草や富士の裾野をせり上る」。
審査を踏まえて、部門ごとに最優秀賞、山梨県知事賞、静岡県知事賞、毎日新聞社特別賞を1点ずつ選出。富士山世界遺産国民会議賞については2点ずつ選んだ。
巡回展示は▽27日~2月7日=静岡県富士宮市宮町の県富士山世界遺産センター▽2月10~20日=山梨県富士河口湖町船津の県立富士山世界遺産センター――を予定している。【川上克己】
◆審査委員長・仲川恭司氏 毎日書道会理事、独立書人団理事長
素晴らしい企画ですね。私は筆はもちろんのこと、こうやってキーボードの世界にどっぷり浸かっているので、漢字は忘れるは、ボールペンでもまともに字を書けなくなってきている。かと言って書道を始める気も起らないのだが、今からの小中高生は私よりもっと字が書けなくなるのではないのかな?
文科省は、コロナ禍でオンライン教育を推進すればするほど、書道の時間もうんと取らなければならないんじゃーないだろうか!?