最近、NHKEテレの100分de名著を作家や作品によって観ている。今日、録っていた「老人と海」①②の2週間分に見入ってしまった。ん?これ本は読んでいないが映画は観たのかな?と思って検索したら1年前に観て投稿までしているじゃーないか!すぐに忘れてしまうのが私の特技だ(汗)。番組では、都甲幸治氏(早稲田大学文学学術院教授・アメリカ文学者)の解説がありこの小説の込められたヘミングウェイの思想背景までがあり、とても興味深かった。私も多少年を重ねてきたから共感することも多くなってきたのかな?(笑)
①84日間もの不漁にも挫けず一人小船を操って沖へ出る老人サンチャゴ。親の反対があり、いつも手伝ってくれたマノーリン少年の姿はそこにはない。圧倒的な孤独の中で、彼は大いなる自然と向き合い続ける。そこに、大海原の主ともいえる巨大なカジキが現れる。知力と体力の限りを尽くしたカジキとの死闘を支えたのは、常に心の中にあったマノーリン少年の存在だった。第一回は、人間社会とは一切隔絶した大海原の中での老人サンチャゴの闘いを通して、私達文明人が見失ってしまった大自然との向き合い方や、かけがえのない存在との絆の結び方を学ぶ。