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山口百恵、三浦友和共演の『潮騒』1975年 東宝 / BSプレミアムシネマ

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監的哨跡(旧陸軍が伊良湖から撃つ大砲の試着弾を目視して確認するための施設)で・・・。 


  

あらすじ
 伊勢湾に浮かぶ歌島で漁師をしている久保新治は、貧しい家に母と弟と暮らす18歳の若者であった。ある日、新治は浜で見覚えのない少女を見かけ、なんとなく心惹かれる。少女は砂浜に座り、じっと西の海の空を見つめていた。

 少女・初江(山口百恵)は、村の有力者で金持ちの家・宮田照吉(中村竹弥)の娘であった。初江は養女に出されていたが、照吉の跡取りの1人息子(初江の兄)が死んだため島に呼び戻されたのであった。それまで恋愛を知らない新治(三浦友和)は、初江の名前をきくだけで頬がほてり鼓動が激しくなる自分の感情がよく分からなかった。

 しかし監的哨跡(原文は「観的哨」:旧陸軍が伊良湖岬から撃つ大砲の試射弾の弾着観測をしたコンクリート製の施設跡)で偶然、鉢合わせしたり、新治が浜で落とした給料袋を初江が拾ったり、灯台長(有島一郎)の家でも顔を合わせた2人は、お互い相手に惹かれている自分の気持に気づくようになる。~wikiの小説から
  
 小父さんは小説『憂国』などを書き下ろした三島由紀夫のこの本を読んだ時、他の作品と全く違うじゃーないか。まるで御伽話のような純愛じゃーないかと思ったが、何かとてもいい印象だけが残っている。今68歳の三浦友和氏、次男で俳優の三浦貴大(みうらたかひろ34歳)が似ているな~なんとも思っていた(笑)。

 さて、以前に映画化されたのも観たのだが、この作品は小説とも前に観た映画とも何かが違う、百恵さんが、ほとんど共通語を話すし映画の中で口づさむ歌が上手すぎる(素朴じゃーない)。前に観た映画も忘れているが山口百恵の主演を前面に出しているのか?なんとも思った。ああ、一番上の写真の紫の字幕は彼女の歌の一節だ。でも5分の3くらいから先は引き込まれて5分の4くらい先は不覚にも涙がこぼれた。wikiに載っている『潮騒』の映画は、5作品あるが、それぞれ描き方が違うのだろう?


 三島由紀夫原作 映画「潮騒」予告
 

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