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Channel: 小父さんから
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映画『情婦』( Witness for the Prosecution 1957年アメリカ)/ NHKBSプレミアムシネマ

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 原作はアガサ・クリスティの短編小説で、舞台劇としてブロードウェイやロンドンでロングランされた作品を、ビリー・ワイルダー監督が映画化したものだそうだが、小父さんは秀逸作品だと思った。過去に一度観たことがあるようだが、ほとんど忘れていて最後の最後まで楽しめた。ところで、タイトル名も気になった。『情婦』(じょうふ)は内縁関係にある女で『Witness for the Prosecution』は『検察側の証人』という意味らしい。小父さん的には、下左の口うるさい付き添い看護婦さんと、毒舌の老弁護士ウィルフリッド卿の対話がとっても楽しかった!

 The Endの後に「この映画をまだ見ていない方のために、決して結末をお話にならないでください」というメッセージが入った(笑)。一番下のYouTubeは英語版の予告編です。もちろん私は聞き取れませんが・・・(汗)。


ストーリー
1952年のイギリス、ロンドン。法曹界の重鎮としてその名を知られる老弁護士ウィルフリッド卿(ロバーツ:チャールズ・ロートン)は、生死を彷徨う重病の床から、口うるさい付き添い看護婦ミス・プリムソル(エルザ・ランチェスター)随行で退院を果たした(写真左)。ウィルフリッドは事務所に落ち着く間もなく、事務弁護士メイヒューに連れられた未亡人殺しの容疑者レナード・ヴォール(タイロン・パワー)の弁護依頼を受ける。アリバイの証明者は夫人しかおらず、状況は極めて不利。まもなく彼らの元を警察が訪れ、レナードは殺人容疑で逮捕されてしまう。

善後策を協議するウィルフリッドらの前に、レナード夫人のクリスチーネ(マレーネ・ディートリヒ)が現れる。しかし彼女の態度は夫を信じていないかの如き不審なもので、しかも母国ドイツに正式な夫がおり、レナードとは正式な夫婦ではないと言う。クリスチーネが弁護側の証人として頼りにならないと判断したウィルフリッドは、体調を心配する周囲を振り切って弁護を引き受け、夫人の証言なしで公判に挑む決意をする。

裁判が開廷される。検事と弁護人との攻防は一進一退、検察側が繰り出す堅固に思える証言も、老獪なウィルフリッドに突き崩され決定打とはならない。そして評決を翌日に控えた日、クリスチーネが検察側の証人として出廷してくる。彼女は夫のアリバイを否定、偽証を依頼されたとする証言をし、レナードの有罪は確定的となる。クリスチーネの証言が嘘である事を確信するウィルフリッドだが、さすがの名弁護士も夫人の真意を計りかね、反駁の方法を見出せない。~ wiki


Witness for the Prosecution (1957) ORIGINAL TRAILER [HD 1080p]
 

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