新型宇宙船「クルードラゴン」の打ち上げ訓練を受ける野口聡一宇宙飛行士=スペースX社のツイッターより
新型宇宙船の操作、まるでスマホ 米国有人飛行あす9年ぶり再開 次回搭乗、野口聡一さん
毎日新聞 2020年5月27日 東京朝刊
米スペースX社の新型宇宙船「クルードラゴン」が日本時間28日に打ち上げられ、米国による有人宇宙飛行が9年ぶりに再開されるのを前に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一宇宙飛行士(55)が取材に応じた。同宇宙船に次回、搭乗予定の野口さんは「初めて民間企業が一から造った宇宙船が第一歩をしるす」と打ち上げの意義を強調し「米国の威信をかけた飛行になる」と述べた。
野口さんは2005年に米スペースシャトル、09年に露ソユーズで国際宇宙ステーション(ISS)に赴いた。最後の「試験飛行」となる今回の打ち上げが成功すれば、今年後半にも本番の「運用初号機」でISSに向かう計画で、3種類目の宇宙船に搭乗することになる。現在はスペースXの施設などで非常事態に備えた訓練を受けている。
野口さんは、タッチパネル式の新型宇宙船の操作を「黒電話からスマートフォンに進化したみたい」と表現。ソユーズは改良を重ね配線が複雑化し、大型のシャトルには約3000ものスイッチがあって、割り振られた機能を覚える必要があったが、クルードラゴンは状況に応じて画面が自動的に切り替わるという。「ISSに行くために必要なものだけを備えた、そぎ落とした造り」と説明した。
その上で「シンプルな設計の宇宙船に乗るのは非常に興味がある。直感的に操作できるのはありがたい。宇宙船がクルーにやらせたいことを正確に表示できるかが肝で、(今回の飛行は)新しいチャレンジになる」と話した。野口さんは「ミッションスペシャリスト」として米国人飛行士3人と搭乗予定で、船内の空調や通信機能の確立などの任務に当たる。
今回搭乗するロバート・ベンケンとダグラス・ハーレーの両飛行士には、自身の過去の飛行時に支援してもらった縁がある。新型コロナウイルスの影響で2人が隔離される直前の約3週間前に会った際も、気負いなくリラックスした様子だったという。野口さんは「米国ではコロナの影響を感じさせないくらい盛り上がっている。『次は自分たちだ』と気概を持って打ち上げに臨みたい」と期待していた。【池田知広】
野口聡一さんは頭も良ければ、体も強健なんでしょうが、米スペースシャトル、ロシアのソユーズそして今回の民間宇宙企業スペースX社のクルードラゴンに乗り込むには相当の度胸もおありなのでは、と小父さんは想像する。初代のドラゴンだと思うが、2015年にロケット第2段が打ち上げから139秒後に爆発、宇宙船は爆発後も機能を維持していたが、海面に激突して破壊なんて事故もあったので素人が考えると気持ち悪いよね。
子供たちには大きな夢を与えるでしょう。ご本人ボーイスカウト活動の経験も長く今でもスカウトアンバサダー(使節・代表)としてボーイスカウトを支援されている。8月の打ち上げの成功と野口さんのご健勝をお祈りしよう。
新型宇宙船の操作、まるでスマホ 米国有人飛行あす9年ぶり再開 次回搭乗、野口聡一さん
毎日新聞 2020年5月27日 東京朝刊
米スペースX社の新型宇宙船「クルードラゴン」が日本時間28日に打ち上げられ、米国による有人宇宙飛行が9年ぶりに再開されるのを前に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一宇宙飛行士(55)が取材に応じた。同宇宙船に次回、搭乗予定の野口さんは「初めて民間企業が一から造った宇宙船が第一歩をしるす」と打ち上げの意義を強調し「米国の威信をかけた飛行になる」と述べた。
野口さんは2005年に米スペースシャトル、09年に露ソユーズで国際宇宙ステーション(ISS)に赴いた。最後の「試験飛行」となる今回の打ち上げが成功すれば、今年後半にも本番の「運用初号機」でISSに向かう計画で、3種類目の宇宙船に搭乗することになる。現在はスペースXの施設などで非常事態に備えた訓練を受けている。
野口さんは、タッチパネル式の新型宇宙船の操作を「黒電話からスマートフォンに進化したみたい」と表現。ソユーズは改良を重ね配線が複雑化し、大型のシャトルには約3000ものスイッチがあって、割り振られた機能を覚える必要があったが、クルードラゴンは状況に応じて画面が自動的に切り替わるという。「ISSに行くために必要なものだけを備えた、そぎ落とした造り」と説明した。
その上で「シンプルな設計の宇宙船に乗るのは非常に興味がある。直感的に操作できるのはありがたい。宇宙船がクルーにやらせたいことを正確に表示できるかが肝で、(今回の飛行は)新しいチャレンジになる」と話した。野口さんは「ミッションスペシャリスト」として米国人飛行士3人と搭乗予定で、船内の空調や通信機能の確立などの任務に当たる。
今回搭乗するロバート・ベンケンとダグラス・ハーレーの両飛行士には、自身の過去の飛行時に支援してもらった縁がある。新型コロナウイルスの影響で2人が隔離される直前の約3週間前に会った際も、気負いなくリラックスした様子だったという。野口さんは「米国ではコロナの影響を感じさせないくらい盛り上がっている。『次は自分たちだ』と気概を持って打ち上げに臨みたい」と期待していた。【池田知広】
野口聡一さんは頭も良ければ、体も強健なんでしょうが、米スペースシャトル、ロシアのソユーズそして今回の民間宇宙企業スペースX社のクルードラゴンに乗り込むには相当の度胸もおありなのでは、と小父さんは想像する。初代のドラゴンだと思うが、2015年にロケット第2段が打ち上げから139秒後に爆発、宇宙船は爆発後も機能を維持していたが、海面に激突して破壊なんて事故もあったので素人が考えると気持ち悪いよね。
子供たちには大きな夢を与えるでしょう。ご本人ボーイスカウト活動の経験も長く今でもスカウトアンバサダー(使節・代表)としてボーイスカウトを支援されている。8月の打ち上げの成功と野口さんのご健勝をお祈りしよう。