周回遅れちょうど30年前のきょう、本紙夕刊にこんな特大見出しが躍った。<本道―本州いま陸続き>。その朝、青函トンネルの先進導坑が難工事の末に貫通。「しょっぱい川」の川底を突き抜けた喜びにわいた
▼調査の斜坑を掘り始めたのは、東京五輪を間近に控えた1964年5月。東京―新大阪を結ぶ東海道新幹線の開業もこの年だ。先進導坑貫通までに19年もの歳月を要した
▼トンネルはその後、本坑の工事が進められ、88年3月に津軽海峡線が開通。しかし、期待された新幹線の実現にはあと3年ほどかかる。掘削開始から数えると実に半世紀を超える。超特急を走らせる事業なのに、進み具合は亀の歩みのごとしだ
▼世の中は2度目の東京五輪招致に向け動きだした。乗り物も次世代のリニアへと進み、試作車の走行試験が年内にも始まる。そんなこと気にせずのんびり行こう、公共事業の時代ではないと思っても、北海道がこうまで後回しでは釈然としない
▼陸上の長距離レースの光景と重なる。1周遅れの走者が先頭集団に抜き去られ、見る見るうちに離されていく。五輪の舞台なら大声援が送られる場面でも、取り残される身にはつらい
▼トンネル工事の基地があった福島町の人口は当時の半分以下。過疎化のスピードは新幹線よりもはるかに速い。先頭集団との差をどうやって詰めていくのか。開業までの重い宿題だ。2013・1・27 北海道新聞
そんなことなんだ!やっぱり主なマスコミしか見ていない我々は、北海道や沖縄のことはほとんど知らないな。米軍の沖縄配備にあれだけ世間を賑わせていた垂直離着陸機オスプレイについても全く目にしなくなったし、この北海道の新幹線計画なんて初めて知った。それも、あたかもローカル交通の敷設というイメージだ。新幹線の「新」の字が聞いてあきれそう。それも頭の地図では函館までとは!よく分からないけど北海道は小さな飛行場と小型飛行機を整備した方が採算も合いそうな気もするね。
あとは、北米大陸のように高速自動車道路のより一層の整備かな!?確かに3年後に、「新函館駅から新幹線に乗ったら、東京に着いた。とても便利になった。」と喜ぶ人もいるたくさんいると思うけど、この開通も遅くなる可能性の方が強い気がするけどどうだろう?
追記:オスプレイ:配備撤回求め集会 東京・日比谷 毎日新聞 2013年01月27日 20時40分
昨夜は用があって19時のNHKニュースも観ていなかったが、オスプレイ反対記事が載ったのでリンクさせてみた。但し、「原発ゼロ運動」と一緒で今、日本全体に与えるインパクトは一時期より極めて弱くなったと思う。
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