毎日新聞 2019年11月24日 東京朝刊
インターネットの検索エンジン、メール、ネット広告から、スマートフォンや自動運転車開発へと事業領域を拡大し、世界有数の巨大企業になった米グーグル。社名は、スペルミスから生まれた。
創業者のラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏が米スタンフォード大で出会ったのは1995年。当時も検索エンジンはいくつかあったが、関連するウェブページを無秩序に並べるだけで、利用者が必要な情報にたどり着くまで何時間もかかる状態だった。
ペイジ氏らが試行錯誤の末たどり着いたのは、ほかのページからリンクを張られる数が多いページほど信頼できる情報が記述されているという発想。リンクに着目することで、重要度順に結果を表示できる検索エンジンの開発に成功した。ページを行ったり来たりできるという意味で「BackRub(バックラブ)」と名付けた。
創業の経緯を描いた「Google誕生」(イースト・プレス刊)によると、社名は覚えやすく、誰も使っていないものにしようと研究室仲間に意見を求めた。挙がったのが10の100乗を意味する数学用語「googol(ゴーゴル)」だった。普段使わない単語だったため、「google」とつづりを間違え社名登録したという。
日本法人は2001年、初の海外拠点として設立された。今や、日本語でも英語でもネット検索すること自体を「ググる」というほどに定着した。【清水憲司】
へーっ、小父さんもgoogle以前はYahoo!を使っていたのかな?それが2002年のサッカーワールドカップの日本開催の時、同じ職場に居た先輩から「検索はgoogleが一番」と教えられて今ではPCでもスマホでも文字通り日に10回くらいは「ぐぐっている」(笑)。試しにgoogolをググると「グーゴルとは、数の単位であり、1グーゴルは10の100乗 (10100) である。グーゴルは1920年に誕生したもので、アメリカの数学者エドワード・カスナーの当時9歳の甥ミルトン・シロッタによる造語である。カスナーはこの言葉を著書「数学と想像力」 の中で紹介している。・・・」 と出て来た。面白い!