今年も「京都五山送り火」を特等席(テレビ)で観ることが出来た。ゲストに養老孟司さん、黒木瞳さん佐々木蔵之助さんを迎えて、同志社大学屋上からの中継。カメラは5つの山々の火床からたくさんの縁のある場所にも入っていた。火が燃え尽きるのが約15分間なのかな。でも翌年の準備にはまた一年がかりだそうだ。台風が過ぎ去った後で本当によかったね!「五山の向こう側に仏さまをお送りするのだ」と京都で育った佐々木蔵之助さんは教えられてきたのだそうだ。本物を見てみたい気もあるが、テレビほどの全容は分からないよね。
NHK NEWSWEB 2019年8月16日 21時30分
京都のお盆の伝統行事、「京都五山送り火」が16日夜に行われ、火でともされた文字などが夜空に浮かび上がりました。「京都五山送り火」は、お盆に迎えた先祖の霊を送る京都の伝統行事で、300年以上の歴史があるとされています。
ことしは台風10号の影響が懸念されていましたが、午後8時に予定どおり点火が始まりました。まず、京都市左京区の大文字山の火床に一斉に火がともされ、山の斜面に大きな「大」の文字が浮かび上がりました。
続いて京都の街を囲む5つの山々に「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順で火がともされました。
炎が描く文字と形で彩られた古都の夜空を楽しもうと、大勢の観光客が訪れ、このうち京都市中心部のビルの屋上には、地元の人も含めておよそ400人が集まり、幻想的な風景に見入っていました。
送り火の様子を見守った80代の女性は「主人が亡くなって、ことしは初盆なので、外に出て送り火を見に来ました。静かな気持ちで送ることができました」と話していました。また京都市内の30代の女性は「台風の影響が心配でしたが、近くできれいに見えました。京都ならではのものなので、見られてよかったです」と話していました。
岡山市から来た80代の女性は「京都のお祭りは、これまでたくさん見ましたが、送り火を見るのは初めてで、夢がかないました。想像や写真で見ていたものよりも、ずっとすてきでした」と話していました。
お盆の伝統行事「京都五山送り火」