クリスマス休暇のため、客船「クイーン・メリー」でニューヨークに到着した在英アメリカ大使ジョセフ・P・ケネディ氏と、息子のジョン・F・ケネディ氏(1938年)~ BF Japan News (BuzzFeed Staff)から
歴史の裏側はなかなか面白いね!小父さんが高1の時、友達の家に泊まりこんで共同学習をしていた翌早朝にジョン・F・ケネディ大統領の暗殺を知った。それからというものケネディ元大統領はずっと神格化されてきた。小父さんから見ても彼はクールだとは思っていたが、ドラマJFK:ケネディ家の人びとなんかを観ていると驚くことばかりだった。
さて、日米関連の政治解説番組を観ていると、評論家の10人に8人くらいは、トランプ大統領のことを遠回しにではあるが、駐米英国大使のダロック氏に似たり寄ったりみたいに言っているように小父さんには聞こえる。トランプ氏を支持とは言わなくても彼がアメリカであり、次の大統領選でも当選し、それ以後の大統領もトランプさんみたいな人が選ばれるだろうと予想しているのは、1982年からNHKの看板ニュース「ニュースセンター9時」のメインキャスターを務めた 木村太郎氏。そんなトランプさんにしっかりくっ付いているのが我らが安倍総理大臣なんだけど彼、トランプさんの大嫌いなオバマ前大統領を広島まで案内したことと現在の立ち位置に矛盾は感じないのかな?片や「核なき世界」の提唱でノーベル平和賞受賞のオバマ氏に対して、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)氏とトランプ氏がシンガポールで会見しただけでノーベル平和賞の推薦をしたとかしないとか?孫たちの明日の将来は日本も世界も真っ暗闇に突入なのかな?
毎日新聞 2019年7月9日東京朝刊
ケネディ前駐日米国大使の祖父で、ケネディ元大統領の父であるジョゼフ・ケネディは駐英大使だった。だがその歴史的評価が良くないのは、第二次大戦勃発当時、英国の敗北は必至と本国に報告したからだ
▲大富豪だった彼は、ヒトラーの政策に理解を示す一方、英国を軽視して米独提携を進言した。この判断は米国の対欧州戦略に迷いを与えたが、当時の大統領ルーズベルトによって退けられた(矢田部厚彦(やたべ・あつひこ)著「職業としての外交官」)
▲最近の米外交官が任地の情勢をどう報告しているかは、9年前にウィキリークスに暴露された米外交公電が参考になる。欧州などの同盟国首脳を「創造性が乏しい」「権威主義」「約束を守らぬ」などと評していたのが思い出される
▲さて「無能」「不安定」「不適格」とは誰のことだろう。こちらは攻守ところを変え、現在の駐米英国大使による米大統領、すなわちトランプ氏への評価だという。英米のメディアが大使の極秘公電でなされた酷評を暴露したのである
▲大使の ダロック氏はメディアの報じるトランプ政権内の争いや混乱は大半が事実で、米政権が今後正常に機能し、外交も正常化するとは考えにくいという。これを聞いたトランプ氏は「大使は英国の役に立っていない」と言い返した
▲英外務省は「正直に報告するのが大使の仕事、必ずしも政府の意見と一致しない」と弁明する。“国家機密”漏えいについても調査が始まるが、これも米国でなく英国側の話なので、くれぐれも誤解なきよう。
歴史の裏側はなかなか面白いね!小父さんが高1の時、友達の家に泊まりこんで共同学習をしていた翌早朝にジョン・F・ケネディ大統領の暗殺を知った。それからというものケネディ元大統領はずっと神格化されてきた。小父さんから見ても彼はクールだとは思っていたが、ドラマJFK:ケネディ家の人びとなんかを観ていると驚くことばかりだった。
さて、日米関連の政治解説番組を観ていると、評論家の10人に8人くらいは、トランプ大統領のことを遠回しにではあるが、駐米英国大使のダロック氏に似たり寄ったりみたいに言っているように小父さんには聞こえる。トランプ氏を支持とは言わなくても彼がアメリカであり、次の大統領選でも当選し、それ以後の大統領もトランプさんみたいな人が選ばれるだろうと予想しているのは、1982年からNHKの看板ニュース「ニュースセンター9時」のメインキャスターを務めた 木村太郎氏。そんなトランプさんにしっかりくっ付いているのが我らが安倍総理大臣なんだけど彼、トランプさんの大嫌いなオバマ前大統領を広島まで案内したことと現在の立ち位置に矛盾は感じないのかな?片や「核なき世界」の提唱でノーベル平和賞受賞のオバマ氏に対して、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)氏とトランプ氏がシンガポールで会見しただけでノーベル平和賞の推薦をしたとかしないとか?孫たちの明日の将来は日本も世界も真っ暗闇に突入なのかな?
毎日新聞 2019年7月9日東京朝刊
ケネディ前駐日米国大使の祖父で、ケネディ元大統領の父であるジョゼフ・ケネディは駐英大使だった。だがその歴史的評価が良くないのは、第二次大戦勃発当時、英国の敗北は必至と本国に報告したからだ
▲大富豪だった彼は、ヒトラーの政策に理解を示す一方、英国を軽視して米独提携を進言した。この判断は米国の対欧州戦略に迷いを与えたが、当時の大統領ルーズベルトによって退けられた(矢田部厚彦(やたべ・あつひこ)著「職業としての外交官」)
▲最近の米外交官が任地の情勢をどう報告しているかは、9年前にウィキリークスに暴露された米外交公電が参考になる。欧州などの同盟国首脳を「創造性が乏しい」「権威主義」「約束を守らぬ」などと評していたのが思い出される
▲さて「無能」「不安定」「不適格」とは誰のことだろう。こちらは攻守ところを変え、現在の駐米英国大使による米大統領、すなわちトランプ氏への評価だという。英米のメディアが大使の極秘公電でなされた酷評を暴露したのである
▲大使の ダロック氏はメディアの報じるトランプ政権内の争いや混乱は大半が事実で、米政権が今後正常に機能し、外交も正常化するとは考えにくいという。これを聞いたトランプ氏は「大使は英国の役に立っていない」と言い返した
▲英外務省は「正直に報告するのが大使の仕事、必ずしも政府の意見と一致しない」と弁明する。“国家機密”漏えいについても調査が始まるが、これも米国でなく英国側の話なので、くれぐれも誤解なきよう。